基本的な考え方

マルハニチログループは、性別、国籍、価値観、年齢、ライフスタイル、障がいの有無など、お互いの違いを尊重し、従業員一人ひとりの能力を最大限に発揮することが持続的な企業の成長のために重要であると認識しています。なかでも、ダイバーシティ&インクルージョンの推進に向け、方針の整備とともに各種施策を展開しています。

マルハニチログループダイバーシティ&インクルージョン行動宣言

マルハニチログループは、価値創造を通じて、成長し続ける企業グループであるために社会の多様性を尊重する企業文化をつくることで、誰もが自らの強みを存分に発揮し、その能力を最大限に生かすことができる職場環境づくりに取り組んでいきます。

サステナビリティ中期経営計画(2018~2021年度)

重点課題ダイバーシティの推進と働き方改革の実施

目標 2020年度 2021年度
行動計画(主な施策) 実績 行動計画(主な施策)
ダイバーシティ経営、働き方改革に対する意識の向上
  • 「ダイバーシティサイト」を通じた経営陣からのメッセージ発信
  • ともに働く「組織」を知る機会の継続的な創出
  • 経営陣からのメッセージをリレー形式で発信
  • オンラインによる社長と社員、取締役と社員の交流会実施(計8回)
  • イントラサイト上に各部署作成の部署紹介を公開
  • 経営陣からのメッセージの定期的な発信
  • 経営と社員の交流会の定期開催
  • イントラサイト上の各部署作成の部署紹介の継続実施
  • 女性管理職比率の改善
  • 子育て支援の充実
  • 「えるぼし」「くるみん」の継続取得
  • 子育て世代向けの支援ツールの拡充
  • 育休明け復職&両立セミナーの実施
  • 「くるみん2020」認定、「えるぼし(2段階目)」認定を継続取得
  • 女性管理職比率2020年度4.5%
  • 男女を問わず復職後および未就学児の子育て社員を対象にセミナー実施
  • 全管理職向け子育て支援eラーニングを実施
  • 男性育休取得奨励のためのe-ラーニングの実施
  • 第7回一般事業主行動計画次期行動計画の策定
  • 復職後社員、未就学児の子育て社員およびその上司向けセミナー,e-ラーニングの継続実施
  • 業務効率の改善
  • >ワークライフバランスの改善
  • >多様な働き方の受容
  • 工場就労管理システムの本社就労管理システムへの統一
  • 「従業員モチベーションサーベイ」結果をイントラサイトにて報告
  • 在宅勤務、スーパーフレックス、分断業務の制度化
  • 障がい者法定雇用率の達成に向けた採用・定着支援
  • 工場就労管理システムを本社就労管理システムへ統一完了
  • 「従業員モチベーションサーベイ」の結果をイントラサイト・グループ報に開示
  • 本社・支社は全部署フレックス化、在宅勤務の制度化完了
  • 障がい者雇用方針を策定し、雇用の促進を強化
  • 就労管理システムの設定再整備とバージョンアップの実施
  • 新たなライン管理職研修と連動した360°評価の実施
  • 育児や介護等を事由とした週休3日制と副業認定規程の検討および導入
  • 障がい者の雇用および定着に向けた取り組みを強化

 対象範囲:マルハニチログループ(国内)
責任部署:マルハニチロ(株)人事部

マネジメント体制

コーポレート部門管掌役員をプロジェクトリーダーとして各部署が連携して実施

2020年度の主な取組み

風土改革の推進

ダイバーシティフォーラムの開催

計画の初年度であった2018年度は、すべての従業員にとって働きがいのある職場風土を醸成するための最初のステップとして、「女性活躍」という言葉について会社と女性従業員が共通の認識を持つこと、そして女性視点で“社内に浸透させたい想い”を発信してもらうことを目的に、「ダイバー視点(シティ)フォーラム2018~Working Woman Session~」を開催しました。全2回開催し、入社4~6年目や未就学児を持つ女性従業員などが参加しました。

2019年度は、「ダイバー視点(シティ)フォーラム2019~マルハニチロのミライを現場力で加速する~」を開催。2018年に引き続き2回目となる今回のフォーラムは、ダイバーシティ経営をさらに加速させるために、「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」について意識を合わせ、現場のリアルな目線で、どうすればD&Iを実現できるかを考えていくことを目的とし、全国から計118名の男性従業員が参加しました。

また、2020年度はコロナ禍という環境下でもあったため、オンラインを活用し、経営陣と従業員の双方向コミュニケーション企画を実施しました。

「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I )」に向けた経営陣と従業員の交流会
「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I )」に向けた経営陣と従業員の交流会

女性活躍の推進

女性管理職比率の向上

マルハニチロ(株)の女性管理職比率は現在4.5%(2021年4月1日時点)。低い水準の背景にある課題としては、次世代を担う課長代理・課長補佐の層が薄いことにあります。そこで、2021年4月1日までに、次世代を担う女性の課長代理・課長補佐の数を130名とすることをめざし、2021年4月1日時点で153名と目標を達成しています。

女性管理職比率の推移
2020年 2021年
34名(4.5%)
34名(4.5%)
  • ※対象範囲:マルハニチロ(株)
  • ※いずれも4月1日の実績値

女性活躍推進法に基づく行動計画(2021-2025)

育児休暇取得率の向上

マルハニチロ(株)では、女性の育児休職取得率が、2017年度から2020年度まで、100%を維持しています。また、2020年度は42.5%の男性が短期育休制度を利用しています。

育児休職取得率の推移
  2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
女性 100% 100% 100% 100%
男性
12.6% 9.1% 33.3% 42.5%

【対象範囲】マルハニチロ(株)従業員

「えるぼし」認定取得

マルハニチロ(株)は、2017年度、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)に基づく認定制度で、女性活躍推進に関する状況が優良な企業に発行される厚生労働省「えるぼし」を取得しています。当社の「女性も活躍しやすい環境づくり」に向けた取組みが評価されたもので、5つの評価項目のうち、「継続就業」「労働時間等の働き方」「多様なキャリアコース」の3つの基準を満たしています。

社外からの評価

えるぼし(2段階目)

働き方改革の推進

「テレワーク・デイズ2019、2020」に参加

「テレワーク・デイズ2019」に特別協力企業として参加し、豊洲本社を中心に多くの従業員が在宅勤務を実施しました。

※テレワーク・デイズ:行政機関と関係団体が連携し、東京オリンピック展開している働き方改革の国民的な運動

テレワーク・デイズ

テレワーク・デイズ2019
(自宅での勤務風景)

介護支援の取組み

2014年より介護支援の一環として定期的に「介護と仕事の両立セミナー」を開催しています。また、イントラネットを活用し、介護の予防策や基礎知識・両立のための情報サイト「介護と仕事の両立ナビ」を継続的に公開しています。

子育てサポート認定事業主マーク(愛称「くるみん」)認定取得

マルハニチロ(株)では、男性・女性関係なく、子育てに関わるすべての従業員の前向きな「仕事と育児の両立」の実現を支援するために、育児休職期間の拡充や短期育児休職制度を導入しています。
女性社員はもちろんのこと、男性社員の育休取得率(短期含む)等が評価され、2020年度に厚生労働大臣による3つ目の「くるみん」認定を取得しました。

今後も育休取得に限らず、子供の成長に合わせた仕事と育児の両立支援、女性だけではなく男性のさらなる育児参画や上司への理解推進など、さまざまな施策に取り組んでいきます。

従業員モチベーションサーベイの実施

マルハニチログループでは2009年、2012年、2014年、そして2019年は国内主要グループ会社約11,000名の従業員を対象に、計4回に渡ってモチベーションサーベイを実施し、ワークモチベーションを多角的な視点から分析してきました。毎回のサーベイ結果を人事制度などに反映し、従業員がより働き甲斐を感じ、モチベーションの上がる職場づくりにこれからも取組み続けていきます。モチベーションを向上させる要因は組織により異なり、講ずるべき施策も一様ではないため、継続的なモニタリング・改善に向けた取組みが必要と考え、これからも継続して調査を実施していきます。

育児・介護にかかわるさまざまな両立支援制度と利用頻度

マルハニチロ(株)では、育児・介護にかかわるさまざまな両立支援制度を設けています。

育児・介護に関わるさまざまな両立支援制度と利用頻度

制度 概要 2020年度(名)
産前産後休暇制度 最高付与日数は14週間。休暇中は健康保険組合を通じて賃金の一部が補填される制度 27
育児休職制度 子どもが満2歳になるまでの間の休業制度。男性も利用することができる。 24名(女性23名、男性1名)
短期育児休職制度 子どもが満2歳になるまでの間の休業制度。給与減額なしで最大10日間取得することが可能。 16名(男性)
配偶者出産休暇制度 配偶者出産時に取得できる休暇制度。給与減額なしで最大5日間取得することが可能。 78名※1
育児就業時間制度 小学校4年生就学前の子の育児のために、1日最大1時間40分の就業を免除する制度。 61※2
介護休職制度 要介護者1名につき、通算1年以内の休業を認める制度。 0
ジョブリターン制度 結婚、出産、介護、配偶者の転勤、キャリアアップなどさまざまな理由で退職した従業員に、退職前に培った知識や経験に加え、退職中に得た知見、人脈、経験を活かして再び活躍を支援する制度。 0※3
フレックスタイム勤務制度 毎月定められた1ヵ月間の労働時間を始業・終業時刻を個人の裁量に委ね、生産性の向上と従業員に福祉に寄与する制度。 1,509※2
介護短時間勤務制度 1日2時間を限度として30分単位で所定労働時間を短縮できる制度。介護短時間勤務を取得した日数と介護休職を取得した日数を通算して、対象家族一人について3年間が限度となる。 2
短期介護休暇制度 年間5日間(要介護者が2人以上の場合は10日間)を限度として年次有給休暇消化以前に保存休暇から取得することができる制度。 1
定年後再雇用制度 一定の条件を満たし、かつ希望を表明した定年解職者を再雇用する制度。 42名(男性 28名、女性14名)※2 ※4
  • 【対象範囲】マルハニチロ(株)従業員
  • ※1:2020年度に子どもが産まれた配偶者のいる男性社員
  • ※2:2021年4月1日時点
  • ※3:2020年4月よりスタートした制度
  • ※4:出向者を含む

障がい者雇用

性別・国籍・年齢のみならず、障がいの有無の垣根を超えた多様な人材が活躍する企業をめざし、障がい者雇用についても積極的に推進しています。2020年4月1日時点での障がい者雇用率は2.10%となっています。

障がい者雇用率の推移

2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
1.86% 1.89% 2.01% 1.94%

【対象範囲】マルハニチロ(株)従業員

在宅勤務の環境下でも社内コミュニケーションを強化していくために

マルハニチロ(株)ではすべての従業員がモチベーション高く、働きやすい風土を醸成するため2020年10月1日より社内webメディア「DOUBLE WAVE web」(通称:ダブweb)をスタートしました。これは従業員だけが閲覧できるweb社内報で、季刊の冊子版と違い、タイムリーに動画も交えながら、社内のさまざまなできごとや個々の考え方、成功ナレッジの共有、従業員の活動などを積極的にとりあげ、多様なポテンシャルを持つ従業員同士が出会い、結びつくことを後押しするメディアとなります。従業員同士の笑顔をつなぐメディアとなるよう、経営層だけでなくさまざまな部門の人物紹介、インタビュー記事なども掲載し情報共有ができる場となっています。

先輩・後輩の絆ストーリーを紹介する連載企画「仲間たち。」
先輩・後輩の絆ストーリーを紹介する連載企画「仲間たち。」

VOICE

齋藤麻里
齋藤麻里
マルハニチロ(株)人事部
ダイバーシティ&インクルージョン室 室長

私が入社した当時と今を比較すると、取り巻いている環境が凄まじいスピードで変化しています。生活様式や働き方、社会的価値観も変わってきており、ここマルハニチロで働くすべての人が自分らしさや強みを生かして生き生きと働くインクルージョンな状態をめざすことが重要と実感しています。そのためには、柔軟な働き方を取り入れ、お互いに相手を尊重し、多種多様な価値観を認め合い、しなやかで強い組織の風土になることが必要です。
そのためにもマルハニチロ(株)は、今後、イノベーションあふれる組織への変革に資する人事制度に刷新します。また、子育てや介護などと仕事との両立支援を継続的に行うほか、個々の成長や上司と部下の関係を円滑にするコミュニケーション施策として1on1ミーティングの全社導入などさまざまな仕組みや取組みを進めていきます。どう変わりたいか、変わるべきか、を私も含め一人ひとりが考えることができる職場風土をつくっていければと思います。

今後に向けて

障がい者の法定雇用率2.3%を達成するとともに、「誰もが強みを発揮できる風土」を醸成するために、採用だけでなく、「定着」を進める仕組みづくりと、社内の意識啓発も並行して進めていきます。

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