基本的な考え方

マルハニチログループは日本および世界各地から水産資源を安定的に調達しています。また畜産物や農産物でも安全・安心なサプライチェーンの構築に努めています。私たちが将来にわたって持続可能かつ安定した経営を実践していくためには、お取引先の皆さまと協働して、サプライチェーンにおける環境問題、人権や労働安全といった社会的側面への配慮に取り組んでいく必要があると認識し、CSRに配慮したサプライチェーンの構築に努めます。

マルハニチログループ調達基本方針/サプライヤーガイドラインの制定

2017年度、マルハニチログループでは、「グループ行動指針」および国連グローバル・コンパクト10原則や国際規格ISO26000の考え方にもとづき、「マルハニチログループ調達基本方針」および「マルハニチログループサプライヤーガイドライン」を制定しました。また、海外市場における公正な競争の実施と腐敗防止に関する「腐敗防止宣言」をコミットしています。

これらの方針/ガイドラインのお取引先への周知徹底とモニタリングを実施するとともに、ガイドライン解説書を作成、解説書にもとづく改善取組みを促す等管理体制の強化に努め、お取引さまとともに誠実な事業活動を遂行するサプライチェーンを構築し、取組みを推進していきます。

サステナビリティ中期経営計画(2018~2021年度)

重点課題持続可能な調達の実践

目標 2020年度 2021年度
行動計画(主な施策) 実績 行動計画(主な施策)
「調達基本方針」、「サプライヤーガイドライン」、「腐敗防止宣言」にもとづくCSRに配慮したサプライチェーンマネジメントの実践
  • 調達リスクの認識とグループ内への周知徹底
  • 各部門からサプライヤーへの周知
  • リスク基本計画に基づいたマネジメント体制の構築の推進
  • マルハニチログループ調達基本方針、サプライヤーガイドライン、人権方針をに基づく人権、水産資源(IUU漁業含む)等優先項目に関してサプライヤー調査の実施
  • 事業部、直営工場のサプライヤーに対し、ガイドラインの周知、遵守状況確認を目的とした調査を実施
  • 一部のサプライヤーに対し人権調査の実施
  • グループ内で水産資源調査を実施し、取扱水産物の種類、量、認証有無を確認
  • 漁業に従事する国内外グループ企業に対し、IUU漁業、強制労働に関する調査を実施
  • 水産資源調査の結果分析、社内外公表
  • IUU漁業、強制労働、抗生物質取扱いに関してSeaBOSとの協働
  • 対象範囲を拡大しての人権調査実施
  • サプライヤー調査、人権調査の結果に基づくフィードバック
  • サプライヤーガイドラインの解説書作成、規程類作成による管理体制構築

 対象範囲:マルハニチログループ(国内)
責任部署:マルハニチロ(株)経営企画部

マネジメント体制

マルハニチログループは、幅広いサプライチェーンをカバーするさまざまな事業を有しており、これらの事業活動における原料、資材、製品などの調達先の選定は、各事業部門が責任を持って実施しています。そのため、マルハニチログループにおけるサプライチェーンマネジメントは、2017年に制定した「調達基本方針」「サプライヤーガイドライン」にもとづき、調達部署が中心となってお取引先とのコミュニケーションを通じてCSR調達を実践しています。

2020年度の主な取組み

サプライヤーへのモニタリングの実施

サプライヤー調査の実施

マルハニチロ(株)では、2020年度、「サプライヤーガイドライン」の遵守状況の確認を目的として国内外1,097社を対象にサプライヤー調査を実施しました。マルハニチロブランド製品を製造する特に重要なサプライヤーである当社認定工場については、全294社を対象とし、293社(国内認定工場127社、海外認定工場166社)から回答をいただき、回答率は99.7%を達成しました。また、直営工場の原料サプライヤー、水畜産の原料サプライヤー等、その他のサプライヤーからも804社から回答を得ています。
今後、「サプライヤーガイドライン」の確実な実践に向けて、要求される水準、具体的な行動等を示したガイドラインの解説書を作成し、解説書の配布とともにサプライヤーとコミュニケーションを図りながら協力して改善に向けて取り組み、公正な事業活動の実現に努めます。そして「サプライヤーガイドライン」のさらなる浸透と相互信頼をもとにしたパートナーシップの構築に繋げていきます。

2020年度 調査実施サプライヤー 1097社
対象サプライヤー 2020年度調査実施サプライヤー
国内認定工場 127社
海外認定工場 166社
直営工場サプライヤー 242社
その他原料・他社品購買サプライヤー 562社
エリア別 調査実施サプライヤー

サプライチェーンにおける人権・労働慣行調査の実施

マルハニチロ(株)では、2020年度サプライヤーチェーンにおける人権リスクを確認する目的として、一部の取引先に対し人権・労働慣行調査を開始しました。2021年度は対象取引先を拡大し、マルハニチロ製品を製造する認定工場に対して調査を実施、調査においてリスクが認められた取引先に対し、対策を講じていきます。

「協力工場品質保証会議」によるサプライヤーへの周知徹底

マルハニチロ(株)では、サプライチェーンとの連携強化による品質保証レベルの向上を目的として、製品の製造にご協力いただいている国内の主な製造委託先の経営者の皆さまを対象とした「協力工場品質保証会議」を開催しています。

2020年度は、品質に関わる取組み、苦情・事故の発生状況の報告に加え、マルハニチロ(株)経営企画部担当者より「調達基本方針」「サプライヤーガイドライン」の周知、CSR調達に関する講演を実施する計画でしたが、新型コロナウイルス感染拡大により、中止となり、資料の提供による情報共有に留まりました。

本会議は今後も継続して開催し、周知の機会を設けることで、製造委託先の皆さまと情報の共有を図るとともに、取組み方針に対するご理解をいただき、サプライチェーンの連携強化に努めていきます。

今後に向けて

2021年度は、2020年度調査の回答結果を集計し、ご回答いただいたサプライヤーにガイドライン解説書とともにフィードバックをする予定です。加えて、実際の管理状態を確認するため、調査結果に基づき、サプライヤー数社への訪問・ヒアリングの実施も検討していきます。

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