コンプライアンス体制

マルハニチログループは、法令違反などの未然防止と早期発見、法令遵守意識の浸透を目的として、マルハニチログループ・コンプライアンス委員会を設置しコンプライアンスの推進に努めています。
コンプライアンス委員会では、法務・リスク管理部に事務局を置き、社会環境の変化、公的機関の調査ならびにグループ内外の法令違反・不祥事事例を契機として、グループ内の業務の適正を確認するとともに、不備については速やかな是正を支援しています。

コンプライアンス体制図
(2023年4月1日現在)

内部通報制度

マルハニチログループでは、自浄機能強化のため内部通報制度を導入していますが、改正公益通報者保護法の2022年6月1日施行に伴い、運用体制の見直しを行いました。通報窓口は、社内と社外2つあり、マルハニチログループで働くすべての従業員(出向者、契約社員、派遣社員、役員、1年以内の退職者なども含む)が、上司を経由せずに直接、電話・メール・封書などで通報できる仕組みになっています。社外の弁護士事務所への通報は、本人の希望があれば名前を伏せて、マルハニチロ(株)の内部通報対応業務従事者(法務・リスク管理部)へ連絡され、関係する部門ならびに関係する各社の内部通報対応業務従事者と連携しながら事実関係などを確認します。
匿名での通報も受付け、事実関係を確認する際も「通報者探しは一切しない」旨を改めて伝え、通報者の保護を徹底しています。
また、「理念ブック」やイントラネットなどのグループ従業員が閲覧できる媒体に内部通報窓口の連絡先を記載し、従業員への周知を徹底しています。2023年3月期の内部通報件数は16件で、人権侵害や環境汚染、社会通念に著しく影響のある事案は認められませんでした。

内部通報件数

グループ理念研修

グループ理念研修は、2013年に起こしたアクリフーズ農薬混入事件において、グループ理念が従業員に浸透していなかったことの反省からプログラムされた研修です。2023年3月期からは、グループ理念の「自分ごと化」を目的として、研修内容をアップデートしました。会社側が一方的にグループ理念を説明するのではなく、従業員一人ひとりが、日々向き合っている業務とグループ理念との関係やつながりを自発的に考え、自分のものとして理解していく場とすることを目的としています。
2014年から始めたこのグループ研修は、国内グループ会社およびマルハニチロ株式会社全事業所の全従業員を対象に、マルハニチロ株式会社役員を講師とした理念研修を順次展開してきました。2023年3月期はコロナ禍のため、全従業員を対象とした集合形式の研修は引き続き見合わせましたが、オンライン研修を活用し、マルハニチロ株式会社においてグループ理念研修を実施しました。

グループ新入社員を対象としたグループ理念研修の様子
グループ理念について考えるための冊子「理念ブック」
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