基本的な考え方

マルハニチログループでは、マルハニチログループ理念、およびマルハニチログループ品質保証方針にもとづいた品質保証体制のもと、お客さまの「視点」に立ち、お客さまが求める「品質」を考え、お客さまに安全な「品質」をお届けし、お客さまに安心していただける「食」を追求しています。

そのために、商品の開発からお客さまに商品をお届けしたその後までのすべてのプロセスにおいてさまざまな施策を行うとともに、従業員に対しては、品質教育を推進し、一人ひとりの知見や技術のレベルアップを図るともに、品質にかかわる意識の向上を図っています。

品質・研究

サステナビリティ中期経営計画(2018~2021年度)

重点課題安全・安心な食の提供

目標 2020年度 2021年度
行動計画(主な施策) 実績 行動計画(主な施策)
品質マネジメントシステム「マルハニチログループ品質保証規程」の浸透と適切な運用
  • 品質PDCA活動をグループ全体で展開
  • 「設計開発」、「原材料調達」、「人材育成」を重点テーマと位置付け継続的な改善を図る
  • 「設計開発」、「原材料調達」に関する手順の見直し、改定等の実施
  • グループ共通の品質教育訓練規則にもとづく教育の実施、研修への参加を推進
  • 「設計開発」に関する説明(通達、e-ラーニング等)を実施
  • 品質教育訓練について、社内外双方の研修を効果的に活用するよう周知活動を実施
グローバル規格の食品安全マネジメントシステムの認証取得推進と効果的な運用
  • すべてのサプライチェーンとの連携を強化
  • 工場点検・指導の強化
  • 品質衛生管理教育体制の充実化
  • 「国内協力工場品質保証会議」を書面にて開催
  • 工場監査計画にもとづく工場監査の実施
  • 品質管理研修会は、全てe-ラーニング化し、計4回実施
  • WEB会議システム等を活用した「国内協力工場品質保証会議」の開催を検討
  • 工場衛生管理基準にもとづく計画的な工場監査の実施(リモート含む)
  • 品質e-ラーニングの受講率を上げるための施策を検討、実施
「マルハニチログループフードディフェンス管理規則」にもとづく良好な工場環境の維持と防御レベルの向上
  • 工場点検・指導の強化
  • フードディフェンス管理教育の継続
  • グループの生産拠点および協力工場の適合度調査および改善指導をリモートで実施
  • 協力工場版のフードディフェンス研修をe-ラーニングにて実施-ラーニングにて実施
  • グループの生産拠点、物流拠点および協力工場に対して、フードディフェンス管理基準の適合度調査点検、改善指導を実施(リモートを含む)
  • グループフードディフェンス管理基準に関する研修会の継続実施-ラーニングにて実施

 対象範囲:マルハニチログループ(国内)
責任部署:マルハニチロ(株)品質保証部

マネジメント体制

マルハニチログループは、経営会議を品質保証の最高意思決定機関とする体制を構築しており、適切な品質保証活動を実施するための重要な方針や施策をここで決定しています。 また、経営会議の諮問機関として、「品質委員会」を設置し、諮問事項の審議を行っています。 中核事業会社であるマルハニチロ株式会社の「品質保証部」は、各種方針類の策定、品質監査・商品情報整備を通じた管理状況のモニタリング・改善支援、品質・表示に関する情報の収集・発信および教育・啓発など、グループ品質保証の要としての役割を担っています。
一方、社内各部門および各グループ会社には「品質責任者・品質担当者」を配置し、グループとしての品質保証に関する方針・施策などの情報を伝達するとともに、品質保証の計画や施策の立案・推進役を担っています。

品質保証体制図
品質保証体制図

2020年度の主な取組み

従業員への品質教育・研修

マルハニチログループでは、2020年度は表示研修会12回、品質管理講習 3回、フードディフェンス講習会 3回、FSSC22000内部監査員養成研修会 4回、食品に関わる微生物講習会 6回、微生物検査担当者向け技術講習会1回、微生物検査担当者向け検査実技研修会 1回、お客さま対応研修 4回、お客さまの声を傾聴するモニタリング研修 2回、調査報告書作成研修会 2回、を実施し、累計2,000名を超える社員が受講しました。

2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大により、集合研修の実施が難しい状況でした。そのため、研修のe-ラーニング化やTV会議システムを活用するなどし、引き続き社員の力量確保に努めました。その結果、受講者側のスケジュール調整が容易となり、例年よりも多くの方に受講していただくことができました。研修のe-ラーニング化やTV会議システムについては、新型コロナウイルスの流行が収束した後も、活用を継続し、従業員の教育・研修レベルの維持向上を図ります。

品質教育・研修の2020年度実績
研修の種類 合計回数 参加人数
表示研修会(共通、冷食、常温、水産、畜産、製品企画書作成の実務) 12回 304名
品質管理講習会(工場衛生管理) 3回 365名
フードディフェンス講習会 3回 174名
FSSC22000内部監査員養成研修会(初級編、スキルアップ編) 4回 157名
食品に関わる微生物講習会 6回 735名
微生物検査担当者向け技術講習会 1回 37名
微生物検査担当者向け検査実技研修会 1回 3名
お客様対応研修 4回 130名
お客様の声を傾聴するモニタリング研修 2回 51名
CS研修会 2回 85名

「品質・研究」教育・研修

工場点検・指導の強化

2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大により、人の移動が大幅に制限され、本来は製造拠点を訪問して行うべき工場点検、指導については通信アプリを用いたリモート監査を積極的に進めるなど、新型コロナウイルスの感染状況に応じ柔軟に対応することで、食品安全、食品防御レベルの維持向上を図りました。
今後も引続きリモート監査の精度向上へ向けた検証を進め、環境変化に柔軟に対応できるよう工場点検、指導体制を強化していきます。

マルハニチロ(株)品質保証部のリモート監査 状況
マルハニチロ(株)品質保証部のリモート監査 状況

認定工場の製造ラインを通信アプリにより報告、質疑応答を通して、衛生管理状態を確認しています

VOICE

マルハ(上海)貿易有限公司大連分公司 右:顧問 陳肖軍 左:主任 孫磊
マルハ(上海)
貿易有限公司大連分公司
右:顧問 陳肖軍
左:主任 孫磊

マルハ(上海)貿易有限公司大連分公司の私陳肖軍と孫磊は、中国協力工場に現地から適切な指導を行い、安全・安心な製品を引き続き生産する目的で、2017年と2019年にそれぞれ本社品質保証部にて1年間マルハニチロの独自の品質管理方法やフードディフェンス基準および工場監査方法などを勉強しました。特に工場監査方法の習得では、監査担当者と現場管理者の目線の違い、問題を探す角度などアドバイスをいただき、とても勉強になりました。

コロナ禍の中であっても、私たちは本社品質保証部と密接に連携を取り、5つの工場でのリモート工場監査を実施しました。資源アクセス力のある中国協力工場の有効活用を高めるためにも、今後も品質保証部と密接に交流・連携し、定期的に協力工場の品質監査・指導や新規認定工場審査などを行い、お客さまへの安全・安心な商品の提供に努めたいと思っています。

今後に向けて

マルハニチログループは、今後もお客さまサポート機能のさらなる拡充や、食品安全・品質保証に関する専門的人材の育成などを通じて、グループの品質保証体制を継続して強化していきます。

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