マルハニチログループ中期経営計画「海といのちの未来をつくる MNV 2024」

マルハニチロは経営戦略とサステナビリティの統合により、すべてのステークホルダーに対して、Maruha Nichiro Value(MNV)を創造し、企業価値向上と持続的成長の実現をめざしていきます。
2022年度からのマルハニチログループ中期経営計画「海といのちの未来をつくるMNV2024」におけるサステナビリティ戦略で、マテリアリティを見直し、各マテリアリティでKGI(2030年のありたい姿)とKPIを定めています。マルハニチログループではサステナビリティ推進委員会をはじめとした推進体制を整え、マテリアリティの実現、KPIの達成に向けて取組みを進めていきます。

2022年度からのマルハニチログループ中期経営計画「海といのちの未来をつくる MNV 2024」
2022年度からの中期経営計画「海といのちの未来をつくる MNV 2024」におけるサステナビリティ戦略について(PDF)

マネジメント体制

マルハニチログループにおける「サステナビリティ推進委員会」は、代表取締役社長が委員長を務め、マルハニチロ(株)取締役を兼務する役付執行役員、関連部署担当役員、関連部署長を委員、社外取締役、監査役をオブザーバーとし、構成されています。
「サステナビリティ推進委員会」では、グループサステナビリティ戦略全般の企画立案や目標設定、およびグループ各社の活動評価をしており、新中期経営計画のマテリアリティ見直しのプロセスにおいても積極的に討議を行いました。また、見直し後の各マテリアリティの推進体制では、マテリアリティ“循環型社会実現への貢献”のプラスチック使用量削減とフードロス削減および“健康価値創造と持続可能性に貢献する食の提供”において、プロジェクトを立ち上げ、プロジェクトオーナーを管掌役員、プロジェクトリーダーを関連部署長として、部署横断的な取組みを開始しています。
2022年度より「サステナビリティ推進委員会」は開催頻度を年4回とし、四半期ごとに各マテリアリティの進捗管理を行う体制としました。各マテリアリティで掲げたKPI達成に向け、グループ一丸となって活動を推進していきます。

マルハニチログループ サステナビリティ推進体制図

目的 :マルハニチログループ全体のサステナビリティ戦略のマテリアリティ進捗状況・KPI達成状況の検証と評価、課題と情報の共有

2022年度サステナビリティ推進委員会の実績

2022年度は4回のサステナビリティ推進委員会を開催し、以下の議題について討議しました。議題、議事内容は、マルハニチロ(株)各部署ならびにグループ各社の環境責任者・環境担当者に配信しており、従業員への情報共有に努めています。

開催実績:4回
主な議題 内容
前サステナビリティ中期経営計画のレビュー
  • 環境価値の創造に関する数値目標の進捗状況
  • その他マテリアリティの進捗状況
中期経営計画「海といのちの未来をつくるMNV2024」のマテリアリティの進捗状況
  • 3つのプロジェクトの進捗(プラスチック使用量削減、フードロス削減、健康価値創造と持続可能性に貢献する食の提供)
  • その他のマテリアリティの進捗
2023年度非財務指標の人事評価への反映について
  • マルハニチロ(株)従業員の人事評価の一部にマテリアリティへの取組み進捗・達成度を反映
TCFDシナリオ分析の実態について
  • 2021年度の養殖ユニットに加え、漁業・水産商事・海外・加工食品・食材流通 各ユニットでTCFDシナリオ分析を拡大実施

主な取組み

グループ理念研修の実施

グループ理念研修は、2013年に起こしたアクリフーズ農薬混入事件において、グループ理念が従業員に浸透していなかったことの反省からプログラムされた研修です。2022年度からは、グループ理念の「自分ごと化」を目的として、研修内容をアップデートしました。会社側が一方的にグループ理念を説明するのではなく、従業員一人ひとりが、日々向き合っている業務とグループ理念との関係やつながりを自発的に考え、自分のものとして理解していく場とすることを目的としています。
2014年から始めたこのグループ研修は、国内グループ会社およびマルハニチロ(株)全事業所の全従業員を対象に、マルハニチロ(株)役員を講師とした理念研修を順次展開してきました。2022年度はコロナ禍のため、全従業員を対象とした集合形式の研修は引き続き見合わせましたが、オンライン研修を活用し、マルハニチロ(株)においてグループ理念研修を実施しました。

グループ理念研修(新入社員研修)の様子
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