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トップメッセージ

持続的な成長に向けて
環境・社会課題に正面から取り組み
「サステナブルな企業グループ」へ

持続的成長に向けて

私は、将来にわたって生き残れる企業は、事業の持続的成長を実現する企業であり、また、地球環境や社会に貢献していくことができる企業だと思います。

マルハニチロは、100年以上の歴史の中で海洋資源と自然環境の恵みを長年にわたって享受してきました。だからこそマルハニチロは享受した資源を今後どうやって維持していくのか、そして持続的成長にどうつなげていくのかについて正面から取り組み、これまで以上に世の中の期待に応えていく企業でありたいと考えています。

そのため私たちは、2018年度からの新中期経営計画を検討する前に、マルハニチロのめざす将来像について考えました。そして10年後のありたい姿を“グローバル領域で「マルハニチロ」ブランドの水産品、加工食品を生産・販売する総合食品企業”と定めた「長期経営ビジョン」を策定しました。

サステナビリティ中長期経営計画

私たちは社会や地球環境とともに事業を営んでいます。当たり前のことですが、長期経営ビジョンの策定にあたって、長いスパンで将来の成長に思いを馳せることで、健全な地球環境や社会がなくては自分たちの将来像を描くことも、本格的な成長をめざすことも難しいということを、これまで以上に深く認識するようになりました。そこで、新中期経営計画では、事業戦略ととともにサステナビリティ中長期経営計画を策定し、企業価値の向上と持続的成長のための戦略を両輪としてスタートさせることとしました。

当計画では、長期的な視点に立ち、事業活動を通じて「経済価値」「社会価値」「環境価値」の創造に注力していきます。3つの価値それぞれについて重点課題を特定し、取り組むべき定量または定性目標を明確にしました。

「経済価値の創造」においては、「総合食品企業」としてのさらなる成長・発展をめざし、当社の10年後のありたい姿を具体的に掲げています。当社が持続的成長を実現することで、株主や従業員への利益還元も、地域での雇用創出や税金などの形での社会還元も可能になってくると考えます。

「社会価値の創造」においては、総合食品企業である当社が事業そのものを通じて、お客さまの安全・安心や健康に対して使命を果たすことの意義を改めて認識致しました。そしてお客さま以外にも、従業員、お取引先、地域社会からも、直接間接に社会資本が提供されている事実を忘れるわけにはいきません。これらマルハニチロを取り巻くステークホルダーの皆さまに対して、期待される責任を果たすべく重点課題を特定しています。

最後に、「環境価値の創造」では、これまで長年にわたり自然の恵みを享受して事業を営み、現在もその恩恵にあずかっている事業体として、地球温暖化対策と循環型社会の構築、そして海洋資源の保全に資する重点課題を特定し、取組みを推進しています。

マルハニチログループは、全世界に多数の拠点を有しています。それらの拠点には、それぞれ多様なサプライヤーからなるサプライチェーンが存在するため、その社会的影響の調査や環境アセスメントには時間を要しますが、すみやかに計画の立案と実施に向けて推進しています。

人権の尊重

重点課題への取組みに加えて、2019年度からグループ全体を対象に人権デューデリジェンスへの取組みを開始しました。まずは、マルハニチログループ人権方針を策定し、調査範囲とロードマップの検討から着手しており、今後は段階的に対象範囲を広げていく計画です。

マルハニチログループ人権方針

私たちマルハニチログループでは、企業理念にあります「私たちは誠実を旨とし、本物・安心・健康な『食』の提供を通じて、人々の豊かなくらしとしあわせに貢献します。」を実践するために、私たちを取り巻くあらゆる人々の基本的人権を尊重し、配慮した活動を行っていきます。

  1. 人権尊重の実践
  2. デューデリジェンスの実施
  3. 適用範囲
  4. 本方針の位置づけ
  5. 適用法令の遵守等
  6. 重要な人権課題
  7. ステークホルダーとの対話

詳細は、「サステナビリティウェブサイト>人権の尊重」をご覧ください

国際的な取組みSeaBOSへの参画

「SeaBOSは戦略的ビジョンのある企業のグローバルな連合体であり、海洋管理の課題解決に積極的に貢献します。私はこの取組みが大きな成功をおさめ、グローバルな責任を果たすことができるよう努力します。」これは、2018年9月、SeaBOS設立と同時に私が初代会長に指名された際に述べたメッセージです。

SeaBOS(Seafood Business for Ocean Stewardship)は、2016年に世界の大手水産会社8社(2019年10月現在10社)と、海洋・漁業・持続可能性を研究する科学者が、持続可能な水産物の生産と健全な海洋環境を確保するために、科学的根拠にもとづく戦略と活動を協力しながら主導することを目的に設立されたグローバルな取組みであり、マルハニチロは、この取組みに立ち上げから参画しています。

これまでにも、海洋資源や自然環境を守るためのアプローチは数多くありましたが、大手水産会社10社が集まった組織の持つ提言力は大きいと感じています。SeaBOSの会長として世界的な海洋資源の持続的成長のため、リーダーシップを発揮していく考えです。

マルハニチロの理念を徹底する

2019年3月末現在、マルハニチロのグループ企業は150強を数えます。マルハニチログループの使命や価値観をグループの全従業員に理解してもらいたいと、2014年から、私を含めた経営陣が講師を務めて、国内のグループ会社と工場などにグループ理念研修を実施しています。

当社は今、「経済価値」「社会価値」「環境価値」にもとづいた経営を推進していますが、そのベースにはグループ理念があります。マルハニチロの理念をグループの全従業員に伝えていくことを最優先事項と位置づけ、当社は何のために存在するのか、何のためにこういう商品をつくって活動しているのかという企業としての基本姿勢をまず徹底しています。経営陣が自らグループ企業や工場を訪問して、従業員を前にして、自らの言葉で直接その大切さを伝えていく。直接話をし、役職者と従業員がディスカッションし、それに対するコメントも出す。形式的ではなく中身を伴う理念研修となるよう考え抜いたものです。

私は、こういったことが、グループ一丸となった戦略推進のベクトル合わせから、リスク管理やコンプライアンスにまで繋がってくると考えており、今後は、海外のグループ会社にも範囲を広げて実施できるよう、検討していきます。

「世界においしいしあわせを」

私は、「食」ほど人に喜びを与える分野は他にないと思います。食べ物を扱うことによって人に喜びを与えることができるのは、大変楽しく誇りの持てる仕事だと感じています。したがって、10年後のありたい姿をめざし、一丸となって成長への道を進んでいるマルハニチログループの従業員には、自信を持って中期経営計画に取り組み、将来の成長に向かって一人ひとりが挑戦していくことを願っています。そしてそのときに、社会、地球あってのマルハニチロだという意識を持って職務に当たってもらいたいと思います。

当サステナビリティレポートは、当社の重点課題を含む「サステナビリティ中長期経営計画」の枠組みに沿って報告しています。また、GRIスタンダードで求められる中核項目に準拠のため最大限の努力をしていますが、本年が初めての試みとなるため十分でないところもあるかと存じます。本レポートをきっかけに、皆さまとの対話が生まれ、それを通して当社の取組みと開示の向上につなげていきたいと考えています。

2019年10月
マルハニチロ株式会社
代表取締役社長
伊藤 滋

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