基本的な考え方

マルハニチログループが事業拠点を持つ地域において、私たちの事業が地域コミュニティに経済、社会、環境の観点から影響を及ぼす可能性があります。共存、共栄をめざし、良好な関係を構築するために、適切なコミュニケーションとさまざまな社会貢献活動に取り組んでいきます。

マルハニチロの取組み

食育活動

CASE:魚食普及イベント「海といのちの未来をつくる~親子で楽しいお魚クッキング~」

マルハニチロ(株)は、全国の親子に魚食の楽しさ、おいしさを知っていただき、健康な食生活に役立てていくことを目的として2015年からシェフ直伝親子料理教室を開催しています。2023年度のテーマは「海といのちの未来をつくる~親子で楽しいお魚クッキング~」とし、6月に大阪ガス(株)、7月に東邦ガス(株)、8月に広島ガスと共同で3回開催しました。イベントの冒頭では「お魚のセミナー」も開催し、参加者の皆さまにお魚の雑学を楽しく学んでいただきました。

デモンストレーションの様子(広島)
デモンストレーションの様子(広島)
お魚セミナーの様子(大阪)
お魚セミナーの様子(大阪)

詳しいイベント報告は「魚食べたら福来たる」サイトをご覧ください。
魚食べたら福来たる

CASE:親子料理教室番組 「お魚キッチン」の放送

2021年度は新たな企画として、東京ベイネットワークと協力し、親子料理教室「お魚キッチン」を収録しました。2022年3月27日より江東区・中央区にて2週間放送され、さらに全国のケーブルテレビでの放送も決まり、7月までに105万世帯で放送されました。
コロナ禍により全国で料理教室を実施することが困難な中で、より多くの方に魚食の楽しさ、おいしさを知っていただくため、マルハニチロの缶詰を使用した“簡単ながらも本格的なレシピ”を当社のクッキングアドバイザーが紹介しました。
こちらの番組は「魚食べれば福来る」でもご覧いただけます。

京葉ガス(株)料理教室
おさかなキッチン

CASE:~親子向け魚食普及イベント~「親子ブリ料理教室」を開催

食育に関わる情報発信

マルハニチログループは、食育にかかわる多様な情報をステークホルダーの皆さまへ発信しています。魚食普及サイトである「魚食べたら福来たる」をはじめ、「サーモンミュージアム」や、「おさかなギャラリー」など、「知って・楽しめて・得する情報」をWEBサイトで発信しています。

コンテンツ一覧

環境活動

CASE:「東京湾 UMI プロジェクト」アマモ場再生活動への継続協力

マルハニチログループは、東京湾の水質を改善し海の生き物の褄みかとなって沿岸の環境を整えるアマモ場の再生活動に2014年から協力しています。2016年からは東京湾の環境改善に取り組む国土交通省の「東京湾UMIプロジェクト(東京湾・海をみんなで愛するプロジェクト)」協力企業にも選定されています。

アマモは水深1~数メートルの沿岸砂泥地に自生する海草の一種で、海の生き物の褄みかや産卵場所となり「海のゆりかご」と呼ばれています。窒素・リンなど栄養塩の吸収による水質浄化作用に加えて、近年はアマモなど海藻・海草の藻場が吸収・固定するCO2「ブルーカーボン」にも注目が集まっています。光合成によりCO2を吸収し海中に酸素を供給するだけでなく、藻場の海底の堆積物に取り込まれた炭素が数千年にわたって貯留されることから、地球温暖化対策の新たな吸収源としての期待も大きくなっています。

マルハニチログループではNPO法人海辺つくり研究会の指導のもと、アマモの花枝採取をグループ内イベントとして実施してきました。2024年度は5月25日(土)に金田海岸(千葉県木更津市)で開催。2023年秋の大時化でアマモが大分流出してしまったとの説明をうけ、花枝を採収できるか心配しましたが、 大分アマモは回復したようで、無事に実施することができました。但し例年より花枝の採取は少なかったです。

今後も、アマモ場再生活動による生物多様性保全や二酸化炭素吸収など、活動の成果を数値化することをめざし、活動団体や行政とも協力しながら、活動の継続と拡大を図っていきます。

アマモの花枝についた種子

CASE:アマモ種まき
CASE:全国アマモサミット 2023 in ふくおか「海辺の自然再生 高校生サミット」 CASE:夢ワカメ・ワークショップ

CASE:奄美大島でマングローブ植林に参加しました

1月13日(金)と 14日(土)マルハニチロ AQUA 奄美事業所が養殖事業を行っている奄美大島の瀬戸内町においてマングローブの植林が行われ、同事業所の職員7名とマルハニチロから2名が参加しました。マングローブは熱帯および亜熱帯の湿地帯や干潟、満潮になると海水が満ちてくる河口などに生育する植物の総称です。オセアニアや東南アジア、アフリカ、北アメリカ南部などの沿岸に分布し、日本では沖縄の島々や鹿児島の奄美大島、種子島、屋久島などで見られます。

マングローブ植林に至る経緯

瀬戸内町がゼロカーボンシティをめざしていることもあり、昨年より増養殖事業部を通じてマングローブや藻場の造成について検討を進めていました。マルハニチロ AQUA 奄美事業所の従業員にも昨夏の苗作りの段階から積極的に協力させていただいたこともあり、今回の植林に声がかかりました。

マングローブは成長とともに樹木として炭素を貯留するうえ、海底の泥の中には枯れた枝や根を含む有機物が堆積し、炭素を貯留し続けるため、森林や海草・海藻と比較して炭素貯留効率が高いです。日本では鹿児島県の離島以南の亜熱帯地域でしかできない活動です。

植林したマングローブとともに参加者で集合写真を撮りました。

CASE:海岸清掃活動“Make Sea Happy!”

“Make Sea Happy!”は、海洋プラスチック問題を考慮した当社グループのクリーンアップ活動です。本活動は、単にごみを拾うだけでなく、拾ったごみを集計し、事務局で記録した後、環境団体(一般社団法人 JEAN )への調査協力として、ごみ情報を提供しています。

クリーンアップ活動”Make Sea Happy!”についてはこちら

地域貢献活動

CASE:青森ねぶた祭

マルハニチロ(株)は、1953年に大型ねぶたを出して以来、地域振興を目的に、半世紀にわたって、毎年青森ねぶた祭※に参加しています(一部の年を除く)。
今年で56回目の出陣となります。大型ねぶたの製作は、ねぶた師の手塚 茂樹氏が担当し、今年の題材である「鵺退治ぬえたいじ」には、ぬえに勇敢に立ち向かう平安時代末 期の武将、源頼政と猪早太いのはやたの姿に、平穏な世界が訪れてほしいという願いを込めています。 ※青森ねぶたは、国の重要無形民俗文化財に指定された東北三大祭りのひとつ。

※青森ねぶたは、国の重要無形民俗文化財に指定された東北三大祭りのひとつ。

青森ねぶた祭

CASE:豊洲みらいプロジェクトイベントへの参画

マルハニチロ(株)は、「豊洲みらいプロジェクト」の一環として、2024年2月24日に実施した際には、手紙やメッセージ、写真や小物などを缶詰にして、タイムカプセルを作る「思い出缶詰づくり」を芝浦工業大学で実施しました。
「豊洲みらいプロジェクト」は、豊洲エリアに立地する、株式会社IHI、株式会社SCSK、芝浦工業大学、マルハニチロ株式会社が、科学技術を重視する企業・大学と協力しながら、2019年より実施している“未来の科学技術を支える青少年の育成に資する教育プログラム”です。

CASE:オーストラリア・パース市河口の環境改善キャンペーン

Austral Fisheries社は、パース市の中心部を流れる汽水域の河口にてかつて豊富にあった貝礁を回復して河川の環境改善を図るThe Swan-Canning Estuary restoration campaignに賛同しています。このプロジェクトは国際NGO “The Nature Conservancy”が展開しており、川の生態系の回復をめざしています。

文化・教育活動

CASE:訪問学習による中学生への教育・学習支援活動

マルハニチロ(株)では、中学生や高校生の教育・学習支援の一環として、生徒が企業の事業内容や SDGs に関する取組みについて学び、理解を深める機会を提供するため、定期的に訪問学習を受け入れています。2023年度は、仙台市立向陽台中学校、川口市立高等学校附属中学校、愛知県立千種高等学校などの訪問学習(一部オンライン)を受け入れ、当社の事業内容や事業活動を通じて SDGs 達成のために行っている取組みについて紹介しました。社会全体で SDGs への関心が高まっている中、学校のカリキュラムとして SDGs を学ぶ機会が増えてきており、企業の取組みについて中高生や大学生からの問い合わせも増えています。

CASE:株式会社ヤヨイサンフーズ カンボジアヤヨイ学校支援活動

カンボジアヤヨイ学校は、2008年に旧ヤヨイ食品が創業60周年記念事業として、JHP・学校をつくる会と協力し、カンボジアのコンターナン小学校に寄贈した校舎になります。

2023年度は机と椅子、図書、全生徒1,515名分の文房具を寄贈いたしました。机と椅子は、損傷が激しいものがあったため、子どもたちが安全に学校生活を送れるように、図書は生徒数に対して数が不足している状況を受け、子どもたちの学びに貢献するために、寄贈いたしました。

2023年度 カンボジアヤヨイ学校支援活動

寄付・寄贈に関する取組み

CASE:フードバンク・子ども食堂などへの支援

マルハニチログループは、まだ食べられるにもかかわらず販売できなくなった商品について、フードバンク活動※を行うNPO法人へ寄贈する取組みを2009年より実施しています。福祉向上に寄与するだけでなく、フードロスを削減する目的もあります。2023年度も、フードバンク活動を行っているセカンドハーベスト・ジャパンやフードバンクかながわ、ふぉーどばんくOSAKAなどの団体に、冷凍食品などを寄贈しました。

※フードバンク活動:まだ十分に食べることができるにもかかわらず、さまざまな理由で流通が困難になった商品を、生活困窮者へ無償で提供する活動

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