経営方針
マルハニチログループ 中期経営計画「海といのちの未来をつくる MNV 2024」 について
「海といのちの未来をつくる」というブランドステートメントのもと、人々の豊かなくらしとしあわせに貢献するというグループ理念の実現に向けて、グループ中期経営計画「海といのちの未来をつくる MNV 2024」(2022~2024年度)を推進いたします。変化の激しい経営環境の中にあっても、「経済価値」「社会価値」「環境価値」の創造に引き続き取り組み、企業価値の更なる向上、持続的な成長を目指してまいります。
当社グループは、2018年度からスタートした中期経営計画「Innovation toward 2021」において、「収益力の更なる向上」「成長への取り組み」「経営基盤の強化」を掲げ取り組んでまいりました。
加工食品事業において、生産拠点再編や戦略投資により収益力が向上し、また財務基盤強化は着実に進捗いたしました。一方では事業構造改革、成長ドライバー事業への戦略投資、部門を超えたバリューチェーン強化に、課題を残すこととなりました。
そこで、企業価値向上と持続的成長の実現に向け、前中期経営計画策定時に定義した、2027年のありたい姿である長期経営ビジョンを再定義しました。
新長期経営ビジョン
- 事業活動を通じた経済価値、社会価値、環境価値の創造により、持続可能な地球・社会づくりに貢献する
- 総合食品企業として、グローバルに「マルハニチロブランド」の提供価値を高め、お客様の健康価値創造に貢献する
- 水産資源調達力と食品加工技術力にもとづく持続可能なバリューチェーンを強化し、企業価値の最大化を実現する
事業ビジョン
- 世界No.1の水産会社としての地位を確立する
- 冷凍食品・介護食品のトップメーカーとしての地位を確立する
- 水産物および水産物由来をはじめとする機能性材料における健康価値創造のリーディングカンパニーとしての地位を確立する
中期経営計画「海といのちの未来をつくる MNV 2024」(2022~2024年度)では、再定義した長期経営ビジョンの実現に向けて、非連続な成長のロードマップをバックキャストで描き、「経営戦略とサステナビリティの統合」「価値創造経営の実践」「持続的成長のための経営基盤強化」に取り組みます。
経営戦略とサステナビリティの統合
経営戦略とサステナビリティの統合により、すべてのステークホルダーに対してMaruha Nichiro Value(MNV)を創造し、企業価値向上と持続的成長を実現します。
MNVの創造にあたっては、事業の継続性を担保する土台である経済価値の最大化に向けた経営戦略を着実に実行しつつ、環境価値・社会価値の最大化を目指します。
価値創造経営の実践(経営戦略)
価値創造経営を推進するガバナンス体制の構築、財務KGIの設定、事業ポートフォリオに基づく資源配分、成長ドライバー領域への戦略投資を行い、水産・食品の枠組みを超えたバリューチェーンの価値最大化を目指します。
価値創造経営の実践(サステナビリティ戦略)
「世界No.1の水産会社」として、当社グループが果たすべき役割を明確にし、マテリアリティを見直して非財務KGIを設定、「環境価値」、「社会価値」の創造を目指します。
持続的成長のための経営基盤強化
多様化する消費者のニーズに対応した健康価値の創造と提供、イノベーションエコシステムの構築、人財への積極的な投資、コーポレートブランドの発信強化、知財リスク対応と無形資産活用・強化推進、DX推進基盤の構築とデジタル技術の活用を推進します。
詳細につきましては、以下をご参照ください。
中期経営計画「海といのちの未来をつくる MNV 2024」
https://www.maruha-nichiro.co.jp/corporate/ir/midterm/