基本的な考え方

マルハニチログループでは、その幅広いサプライチェーンの中で、漁業、養殖、加工、保管物流、販売拠点など、多様な現場で「人財」が活躍しています。従業員の健康と安全確保は、生産性の向上や従業員の意識向上につながり、企業の持続的成長に不可欠だと認識し、労働安全衛生の維持、促進に向けて取り組んでいます。

マネジメント体制

労働安全マネジメント体制

マルハニチロ(株)では、直営6工場および化成バイオ生産グループにてISO45001の認証を取得しています。

※ISO45001:労働安全衛生マネジメントシステムに関する国際規格

マルハニチロの取組み

労働災害の発生状況

年開発される商品は複雑・多岐にわたり、それに応じて労災の内容も複雑化してきています。マルハニチログループは、グループ内で発生した労災情報の共有化を図り、労災件数の減少に努めています。
マルハニチログループにおける2022年度労働災害の発生状況は以下の通りです。今後も引き続き労働災害の未然防止に取り組みます。

2022年度 マルハニチログループの労働災害の発生状況(マルハニチロ(株)+主要グループ会社27社)
度数率 2.95
強度率 0.06

【計算式】
度数率=労働災害による死傷者数/延労働時間数×1,000,000
強度率=労働損失日数/延労働時間数×1,000

【対象範囲】
マルハニチログループ(調査対象は国内で以下の通り、アイシア、観音寺海産、九州魚市、九州中央魚市、広洋水産、サングルメ、神港魚類、大京魚類、大東魚類、大都魚類、大洋エーアンドエフ、大洋食品、中央すりみ研究所、マルハニチロ山形、デリカウェーブ(湘南工場、新潟工場、長野工場)、マルハニチロシーフーズ、マルハニチロ畜産、日本サイロ、マルハニチロアセット、マルハニチロ北日本、マルハニチロ九州、マルハニチロ物流、マルハニチロリテールサービス、ヤヨイサンフーズ、琉球大洋、林田食品産業、マリンアクセス)、マルハニチロ(本社・支社、畜産第一部十勝、中央研究所、開発センター、直営工場、化成バイオ(森、宇都宮))

長時間労働の防止

マルハニチログループでは、「長時間労働の防止」に向けて就業規則や労働協約などにもとづいた労働安全衛生に関する委員会を事業所ごとに設置し、時間外労働の実態確認や職場の問題点を確認するなどの対策を講じています。また、マルハニチロ(株)では、本社/支社部門の全部署で「コアタイムなしのフレックスタイム勤務」で就労しており、柔軟な働き方の実現と長時間労働の防止に努めています。

【2022年度平均残業時間(1か月あたり)】20.5時間
※マルハニチロ(株)従業員(マルハニチロ直営工場採用の正規社員を含む)

労務担当者会議の実施

マルハニチログループは、「安全で働きやすい職場づくりの推進」を重点課題の1つとして、労務担当者会議を継続的に実施しています。労務担当者会議は、グループ会社の労務担当者が集まる会議体で、毎年開催しています。会議では、改正される労務関連法や判例などへの対応方法に関する話し合いや、グループ内の労務関連の情報交換などを実施しています。

養殖場における労働環境改善

養殖場での仕事は従業員の体力的負担が大きい傾向があります。マルハニチロでは最新の機械やAI・IoT技術の活用により、養殖場で働く従業員の労働環境改善に取り組んでいます。

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