2005年のサケマスの総生産量は296.7万トンです。その主な内訳は大西洋サケ124万トン、ニジマス49.1万トン、カラフトマス45.6万トン、シロサケ31.8万トン、ベニサケ14.7万トン、ギンサケ13.6万トン、マスノスケ3.7万トン等となっています。 尚、日本で余り聴きなれないコレゴヌス属4.4万トン(内養殖生産量0.5万トン)とありますが、この魚種はフィンランド、カナダ、アメリカ、ロシア、ヨーロッパの淡水域に広く分布し、日本では長野県でシナノユキマスとして養殖されています。1キロ以上になると脂が乗って大変美味しい魚です(写真参照)。
サケマスの総生産量は20年前の1985年の112.8万トンに比べ2.6倍に、10年前の1995年の205.3万トン比べ45%の増加となっています(表4)。
国別生産量は同じく2005年を見ますと、ノルウェー64.2万トン(21.6%)、チリ59.8万トン(20.2%)、アメリカ45.0万トン(15.2%)、日本29.0万トン(9.8%)、ロシア28.6万トン(9.6%)、イギリス14.3万トン(4.8%)、カナダ13.8万トン(4.7%)、その他諸国42.0万トン(14.1%)となります。