さいのう(栄養袋)が小さくなったニジマスの仔魚
元気なニジマスの稚魚たち |
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養殖ニジマスの輸出は1953年(昭和28年)より本格化し、最も多く輸出された1971年(昭和46年)には3,084トンが米国・カナダ・ヨーロッパへ出荷されました。
当時の輸出ニジマスの主生産地は長野県、静岡県、山形県でした。輸出は1973年頃まで行なわれましたが、為替の問題(1973年のドルショック)もあり輸出は減少し、ニジマスは国内消費や遊魚に向けられました。
ニジマス生産量は1982年(昭和57年)に過去最高の18,230トン生産されましたが、以後は減少し、2004年(平成16年)の生産量は8,848トンとなっております。
ニジマス以外のサケマス養殖種にはヤマメ、アマゴ、イワナ、ヒメマス、ギンザケ、コレゴノス(シナノユキマス)等があります。これらは食用、遊魚、河川湖沼への放流、海面養殖用の種苗生産を目的とし養殖されてきました。
2004年、ニジマス以外のサケマス養殖生産量は3,869トンです。従って2004年の内水面におけるサケマス養殖生産量は12,717トン(内ニジマス8,848トン)です。
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