サケは川で生まれ、海に出て、再び川に産卵のために帰ってくるのが一般的ですが、一生を川や湖ですごし、海に行かないものもいるから不思議です。
広い海洋に出たサケは果たしてどんな道筋で回遊しているのでしょうか。近年は遺伝子による調査から回遊ルートを解明しようとしています。
海に出て、遠くはベーリング海やアラスカ湾にまで回遊するサケが、間違うことなく生まれた川に戻ってこれるのは、まさに「サケの超能力」です。
産卵と受精が終わった後、メスは卵を守るため産卵床に砂レキをかぶせます。他のメスが掘りかえさないようにそこに留まり見張っています。