SALMON MUSEUM サーモンミュージアム

サケの学習室

  • 北海道 標津町立薫別小中学校
  • 北海道 札幌市東白石小学校
  • 標津町立薫別小中学校の環境学習

北海道の子供たちは、サケについてどんな勉強をしているのだろう。―その5

サケの放流式



元気に泳ぎ回るサケの子たち。卵から107日間、育て観察しました。
今日、放流、つらくてうれしい「さようなら」です。
2008年5月12日。今年も薫別小中学校では薫別川でサケ稚魚の放流式を行いました。
1月29日、サケの稚魚を育てるための卵5000粒の受け入れ式が行われてから、107日間 全校児童生徒が世話をして、4844匹が元気に育ちました。
標津サーモン科学館の市村学芸員から、「とてもいい数字です」とお褒めの言葉をいただきました。
サケ稚魚の放流式の流れ
(1)稚魚運搬
学校の飼育水槽から移動用プラスチックケースに移し換えます。
(2)移動
中学生がリヤカーで約300メートルほど離れている薫別川まで運びます。携帯用のエアーも準備して運搬します。
(3)放流式
  1. 司会~中学生
  2. 稚魚飼育報告(中学生)
  3. 学校長の言葉
  4. 稚魚に贈る言葉(小学校1・2年生)
  5. 放流(中学生の合図で放流を開始する)
  6. 来賓の言葉(標津サーモン科学館学芸員 市村さん)
稚魚飼育報告
「今回の稚魚は、平成20年1月29日に、元崎無異のふ化場から5000粒の受精卵をいただき、その日から観察し始めました。次の日には孵化し始め、3月中旬頃に赤い栄養袋が取れ始めました。4月3日にえさをやりはじめ、4月15日には水温9℃になりました。積算温度が1262℃で、合計死卵死魚は156匹、孵化数4844匹です。今日は、もらった時の約97%が放流されます。」
稚魚に贈る言葉(小学校1・2年生)
「稚魚さん、さようなら。大きくなって元気に薫別川に戻ってきてね。」
放流風景
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