私たちのあゆみ
140余年の時を超えておいしさをお届けしてきた私たちのこれまで
140余年に及ぶ歴史のなかで幾多の荒波を乗り越え、つねに新たな可能性に挑戦し続けてきたマルハとニチロ。
経営統合を果たし、マルハニチロとして今、次の100年をめざして新たな時代の創造にまい進しています。その原動力は、「本物・安心・健康な『食』の提案を通じて、人々の豊かなくらしとしあわせに貢献したい」という想いです。
近代漁業形成期
1880-マルハ株式会社は1880年に鮮魚仲買、鮮魚運搬業として創業し、その後、遠洋漁業(なかでも捕鯨業)へと進出しました。
一方の株式会社ニチロは同じく漁業会社として1907年に創業し、ロシア付近でのサケを漁獲するとともに、缶詰に加工して販売していました。
この時代にマルハとニチロは“わが国における水産業のパイオニア”として近代漁業と水産加工の礎を築いていったのです。
中部幾次郎が鮮魚仲買・運搬を開始
(マルハの創業)
日本初、発動機付鮮魚運搬船「新生丸」誕生
堤商会(旧ニチロの前身)を設立
堤清六と平塚常次郎が「宝寿丸」で新潟港からサケ漁に出港
(ニチロの創業)
カムチャッカでサケ缶詰の生産開始
オゼルナヤでサケ缶詰を生産「あけぼの印」誕生
社船のマーク「カクイチ」誕生
日魯漁業(株)新発足
(株)林兼商店(旧マルハの前身)を設立
南氷洋捕鯨に初出漁
西大洋漁業統制(株)に社名変更
戦後復興期
1945-1945年の敗戦で両社はすべての海外拠点・船舶を失い、国外事業を禁じられました。しかし、国民は戦後の食糧難で、特にたんぱく質不足が深刻でした。この状況から国民を救いたいという使命感から両社は再び船を作り、GHQに出船を申し入れて許可を得ました。まさにゼロからの再出発でした。その後、マルハは漁業を中心として、養殖業やフィッシュソーセージに代表される加工業にも進出。ニチロは家庭用冷凍食品である平目のフライを発売し、さらなる加工業の強化に乗り出しました。
大洋漁業(株)に社名変更
北海道沿岸、以西底曳、遠洋カツオマグロ漁業、水産加工事業へ進出
戦後第一次南氷洋捕鯨出漁
全国主要卸売市場(東京築地、京都、神戸、名古屋)に荷受会社を設立、水産物供給体制を確立
母船式北洋サケマス漁業再開
養殖事業を開始
フィッシュハムソーセージ発売
飼料畜産事業に進出
陸上加工部門を増強 広島、山形、札幌工場完成、研究所開設
家庭用冷凍食品第一号「あけぼのスティック」発売
アラスカに水産物買付拠点会社を設立
北洋母船ですりみのテスト生産開始
砂糖事業に進出
マダガスカルのエビ合弁会社に資本参加
神戸工場、久里浜工場(冷食)、北海道畜産事業部新工場完成
アルファクルニア社(インドネシア・エビ漁業)を設立
遠洋漁業終焉期
1977-1977年、再び大きな転機を迎えます。200海里漁業規制によって遠洋漁業が規制され、それまで両社の収益源だった漁業の継続が困難になりました。そこでマルハは「世界から多くの魚を買い付けて国民に届けたい」という思いで水産商事の道へ大きく舵を取りました。
一方、ニチロは「国民がより使いやすい形に食品を加工し、届けたい」という思いを胸に、食品メーカーの道へと針路をとりました。
新社屋完成(東京都千代田区大手町)
ピーターパンシーフーズ社(米国・サケ加工販売)に資本参加
北米にスケソウダラ・カニ等を扱う水産会社4社を設立
母船式北洋サケマス船団の最後の操業
中央研究所完成
キングフィッシャー社(タイ・冷凍食品製造販売)に資本参加
(株)ニチロに社名変更
N&Nフーズ社(タイ・冷凍食品製造)を設立
トロール事業から撤退、自社漁撈の終焉
マルハ(株)に社名変更
浙江興業集団公司(中国・水産加工販売/旧舟山興業)を設立
山形工場を増設し冷凍麺に参入
トロール事業を分離別会社化
日照日魯栄信食品(中国・水産加工)を設立
アクリフーズ(冷凍食品)を子会社化
(株)マルハグループ本社を設立
コーポレートブランドを刷新
アイシア(ペットフード)を子会社化
プレミアパシフィックシーフーズ社(米国・水産物加工)に資本参加
新体制構築期
2007-2007年10月に両社は統合し、マルハの持つ「海外からの水産物調達力」とニチロの持つ「商品開発力」を生かした「総合食品企業」として生まれ変わりました。また、統合にともなって「水産」「食品」「保管物流」の事業ごとに会社を再編しました。
(株)マルハグループ本社と(株)ニチロが経営統合
(株)マルハニチロ水産、(株)マルハニチロ食品、(株)マルハニチロ畜産、
(株)マルハニチロ物流の4つの主要事業会社を中心とするマルハニチログループ新体制スタート
(株)マルハニチロ北日本設立
(株)マルハニチロ北日本設立
(株)MNリテールサービス設立
(株)マルハニチロホールディングス、(株)マルハニチロ水産、(株)マルハニチロ食品、(株)マルハニチロ畜産、(株)マルハニチロマネジメント、(株)アクリフーズが豊洲本社へ移転
ヤヨイ食品(株)を子会社化
シーフード・コネクション社(オランダ・水産物販売)に資本参加
オーストラル・フィッシャリーズ社(オーストラリア・漁業)に資本参加
ヤヨイ食品(株)と(株)ニチロサンフーズが合併し、(株)ヤヨイサンフーズ誕生
(株)マルハニチロホールディングス、(株)マルハニチロ水産、(株)マルハニチロ食品、(株)マルハニチロ畜産、(株)マルハニチロマネジメント、(株)アクリフーズが統合して、事業持ち株会社、マルハニチロ株式会社が誕生
民間企業初の完全養殖クロマグロ出荷開始
新石巻工場完成
コーポレートブランドを刷新
マルハニチロミートアンドプロダクツUSA誕生
創業140年
東京開発センターを中央区豊海へ移転
マルハニチロ養殖技術開発センター設立
サイゴンフード子会社化