甲殻類キットⅡ「マルハニチロ」

毒物を使用しない次世代キットの登場です。

高感度
1ppmから測定可能です。
迅速な測定
測定開始から判定まで約2時間半
信頼性
消費者庁の検査法ガイドラインをクリアしています。
特異性
甲殻類、特に「えび」「かに」に高い特異性を示します。*

*「えび」と「かに」を区別することはできません。

品名 製品コード 包装内容 希望納入価格
甲殻類キットⅡ「マルハニチロ」 55362 96回用 78,000円

貯法:遮光下、冷所(2~8°C)保存(凍結厳禁)

甲殻類キットⅡ「マルハニチロ」の特徴

  1. マイクロプレートを使用したサンドイッチELISA法を用いているため特別な施設・設備等を必要とせず、通常の実験室で測定可能です。
  2. このキットは試料中の甲殻類トロポミオシンを指標として甲殻類タンパク質濃度を測定するキットです。
  3. 食品原材料や加工食品中の甲殻類タンパク質を高感度に測定可能です。
  4. 毒物を使用しておりませんので、操作や管理が容易です。
  5. 「アレルギー物質を含む食品の検査方法の改良法の評価に関するガイドライン」
    (平成26年3月26日付消食表第36号 消費者庁次長通知 別添6)に準拠しています。

甲殻類キットⅡ「マルハニチロ」の測定原理

一次反応
試料中の甲殻類トロポミオシンが、プレート上の抗甲殻類トロポミオシンモノクローナル抗体に結合し、[固相化抗甲殻類トロポミオシン抗体/甲殻類トロポミオシン]の複合体を形成する。
二次反応
酵素標識抗甲殻類トロポミオシンポリクローナル抗体が複合体上の甲殻類トロポミオシンに結合する。
酵素反応
酵素基質溶液を加えると、プレート上の複合体に結合した酵素により呈色する。得られた吸光度に対応する甲殻類タンパク質濃度を標準曲線から算出する。

甲殻類キットⅡ「マルハニチロ」の構成品

品名 容量 数量
(A)抗体固相化プレート 96ウエル 1枚
(B)標準品(50 ng/mL) 1.8 mL 1本
(C)酵素標識抗体溶液 13 mL 1本
(D)酵素基質溶液(TMB) 13 mL 1本
(E)反応停止液(2 N硫酸) 13 mL 1本
(F)検体希釈液I 100 mL 1本
(G)洗浄液(10倍濃縮) 100 mL 1本
(H)抽出用試薬(1)(10倍濃縮)* 100 mL 1本
(I)抽出用試薬(2)(10倍濃縮)* 100 mL 1本
(J)抽出用試薬(3)(10倍濃縮)* 100 mL 1本

* 従来キットと希釈率が異なりますので、ご注意下さい。

甲殻類キットⅡ「マルハニチロ」の測定フローチャート

準備

  • 抗体固相化プレート、試薬類を室温に戻す。
  • 検体抽出液、検体希釈液II、洗浄液を調製する。
  • 標準溶液(0、0.78~50 ng/mL)を準備する。
  • 測定溶液を準備する。

甲殻類キットⅡ「マルハニチロ」の標準曲線例

キットに添付の標準品(50ng/mL)を0.78ng/mLまで2倍階段希釈して得られる標準曲線の一例

甲殻類キットⅡ「マルハニチロ」の保存条件・有効期間

保存条件
冷所(2~8℃)で遮光して保存して下さい。
有効期間
12ヶ月間。有効期限(未開封)はキット外箱および各試薬ボトルのラベルに記載してあります。

参考文献

Seiki, K. ; Oda, H. ; Yoshioka, H. ; Sakai, S. ; Urisu, A. ; Akiyama, H. ; Ohno, Y. A reliable and sensitive immunoassay for the determination of crustacean protein in processed foods.(PDF:126KB) J. Agric. Food Chem. 55, 9345-9350, 2007.
マルハニチロ株式会社 社内データ、2013
小泉大輔, 代田和也, 織田浩司: アレルゲン管理に有用な甲殻類キット,クリーンテクノロジー,24(10), 37-39, 2014.

パンフレット・資料

甲殻類キットⅡ「マルハニチロ」 パンフレット(PDF:524KB)
甲殻類キットⅡ「マルハニチロ」<取扱説明書>(PDF:503KB)
Crustacean kit Ⅱ "Maruha Nichiro" - instruction manual -(PDF:44KB)
甲殻類キットⅡ「マルハニチロ」食品反応性リスト(PDF:1,026KB)
製品安全データシート(PDF:461KB)
非加熱のえび測定プロトコール(PDF:33KB)

アレルゲンキットのお問い合わせ先

マルハニチロ株式会社 化成バイオ事業部
TEL:03-6833-4178

ページ上部へ