~目視検品作業のDX化を推進~
AIを活用したカット野菜用外観検査装置を導入

マルハニチロ株式会社(本社所在地:東京都江東区、代表取締役社長:池見 賢)は、株式会社ロビット(本社所在地:東京都板橋区、代表取締役社長:宮永 裕)と共同でカット野菜の検査工程を自動化するAI検査装置を開発し、2025年4月より導入を開始いたしました。

カット野菜外観検査装置

マルハニチロは、工場で野菜を受け入れる際に目視検品を実施しています。規格外品や不良品、自然由来の異物などは種類や状態が多様なため、従来の画像検査機では期待通りの検出が困難であり、熟練作業者の対応が不可欠でした。しかし、深刻化する労働力不足を背景に、マルハニチロはAIなどを活用した高精度な検査装置の実用化に向けて検証を進めてまいりました。
このたび、業界トップレベルの高速AI画像検査技術を有するロビット社との共創で本装置を導入し、主力冷凍食品「横浜あんかけラーメン」などを生産するマルハニチロ大江工場において、カット野菜の検査工程の自動化に成功しました。検査基準の統一や精度の向上に加え、選別作業の省人化、労働負荷の軽減、処理能力の向上など、さまざまな効果が見込め、今後マルハニチログループ全体への展開を検討しています。

同検査での検知例(白菜の変色)
上:白菜
下:外観検査装置による変色部の検知

マルハニチロは、中期経営計画「For the ocean, for life 2027」のサステナビリティ戦略の一つに「安全・安心な食の提供」を重要な取り組みとして掲げております。今後もAIなどの先端技術の活用によりグループ全体で高度な検査体制を構築し、より安全・安心で高品質な商品をお届けすることで、お客さまの豊かで健やかな食生活に貢献してまいります。

以上

ニュースリリース

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マルハニチロ株式会社 経営企画部
ブランドコミュニケーション・広報グループ
メール koho@maruha-nichiro.co.jp

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