~食品ロスの削減や環境負荷の軽減に貢献~
微生物の増殖速度予測に関する共同研究が論文賞を受賞
コーポレート
マルハニチロ株式会社(本社所在地:東京都江東区、代表取締役社長:池見 賢)および国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(所在地:茨城県つくば市、理事長:久間 和生)は、食品中の微生物の増殖速度を簡便に測定する共同研究(以下、本研究)の成果をまとめた論文が評価され、公益社団法人日本食品衛生学会より「食品衛生学雑誌第64巻論文賞」を受賞しました。
本賞は、日本食品衛生学会が発行する「食品衛生学雑誌」に掲載された論文の中から、食品衛生研究への貢献が期待されるものに授与されます。
受賞研究名
本研究の背景・成果
食品の賞味期限を設定し、微生物のリスクを評価するには、製品中の微生物の増殖速度が指標の1つとなり、さまざまな条件下においてデータを取得するには、複数の検体の準備やデータ測定に多大な作業時間と労力を要します。本研究は、微生物の増殖に伴い発生する熱量を直接計測する「カロリメトリ―法」を用い、食中毒の原因となるBacillus cereus(バシラス セレウス)の増殖速度を簡便に算出することで、食品中の微生物リスクを短時間で把握することに成功しました。
本技術は、適切な賞味期限の設定や検体数の減少につながり、安全・安心な食の提供、食品ロスの削減や経済負荷・環境負荷の軽減が期待できます。
マルハニチロはこれからも食に関する積極的な研究開発を通じて、お客さまの豊かなくらしに貢献してまいります。
以上
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