~MSC認証アラスカ産スケトウダラ使用によりCO₂排出量を約17%削減~
冷凍食品「白身魚タルタルソース」のCO₂排出量を見える化

マルハニチロ株式会社(本社所在地:東京都江東区、代表取締役社長:池見 賢、以下、マルハニチロ)は、2023年8月に、環境省が主催する「令和5年度 製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」の参加企業に選出され、マルハニチロの主力商品である冷凍食品「白身魚タルタルソース」を対象に、商品ライフサイクルのCO₂排出量を見える化しました。

冷凍食品「白身魚タルタルソース」

同事業は、カーボンフットプリント(以下、CFP)の算定および表示・活用に関する先進的なロールモデルの創出により、日本におけるCFPの取り組み拡大や、生活者が脱炭素に貢献する製品・サービスを選択できる社会を実現することをめざしています。
CFPとは、商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルされるまでの各工程(ライフサイクル)で排出された温室効果ガス(以下、GHG)排出量を追跡し、CO₂に換算したものです。サプライチェーン全体で排出されるCO₂の量を見える化することで、削減効率の高い工程を把握しやすくなります。

このたび、マルハニチロは、代表商品の一つである「白身魚タルタルソース」を対象に、CO₂排出量の定量化・見える化に取り組みました。本商品は、MSC認証(※1)のアラスカ産スケトウダラを原材料に用いた冷凍食品です。
算定の結果、本商品のライフサイクル全体におけるCO₂排出量は0.93 kg-CO₂eqであり、一般的なスケトウダラを使用した場合と比較すると、CO₂排出量が約17%少ないことが見える化されました。(※2)
この削減量は、1製品あたり、杉の木1本が約8日間吸収するCO₂相当量を削減できることを示しています。(※3)

マルハニチログループは、中期経営計画「海といのちの未来をつくる MNV 2024」のマテリアリティ(重点課題)の一つに「気候変動問題への対応」を定め、2030年度にCO₂排出量を30%削減(2017年度比)、2050年度にカーボンニュートラル達成をKPIに掲げています。目標達成に向けて、太陽光発電パネルの設置や省エネ設備の導入によるCO₂排出量の削減など、グループ内で各種取り組みを進めています。

マルハニチロは、今後他の主力商品のCFP算定を進めていくとともに、環境に配慮した原材料を用いた食を積極的にお届けし、CO₂排出量の削減に取り組んでまいります。

  • ※1 国際的な非営利団体のMSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)が運営・管理する認証制度。水産資源と環境に配慮し適切に管理された、持続可能な漁業で獲られた水産物が認証を取得できる。
  • ※2 CFP算定にあたり、CFPガイドライン(経済産業省・環境省)、ISO14067:2018を参照し、自社で算定ルールを作成。
  • ※3 杉の木1本が1年間に吸収するCO₂量を8.8 kg-CO₂eqとして計算。
    (出典:農林水産省林野庁HP 地球温暖化防止に向けて)

以上

ニュースリリース

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コーポレートブランディング部 広報課
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