SALMON MUSEUM サーモンミュージアム

館長のサーモンレポート11

鮭川は最上川の支流で東北有数の清流であり、毎年、秋に鮭が遡上してきます。
鮭川村の語源は村内を流れるこの鮭川ですが、村内の庭月観音(庭月山月蔵院ていげつさん がつぞういん)には縄文時代のものとされる「鮭石」などの史跡や、鮭を寒風にさらして作る保存食「鮭の新切り(ようのじんぎり)」などの郷土料理があり、太古の自然崇拝である鮭・鱒を「天の恵み」として感謝する習俗がこの地方には、色濃く残っています。
今回は、鮭とは切っても切れない鮭川村で開かれた鮭祭りを、もがみ北部商工会の福田さんにご紹介していただきました。
第29回まるごとさけがわ鮭まつり
平成25年10月27日(日)、鮭川村にて第29回まるごとさけがわ鮭まつりが開催されました。
鮭川村の鮭まつりは、鮭川に鮭が遡上する時期に合わせ、毎年同時期に開催しております。今年はあいにくの雨でしたが、遠方からも多数の方々が来られ、約5,000人の来場者で賑わいを見せました。
開会セレモニーではたくさんの来賓者の方々よりご祝辞を頂戴し、30回目を目前に控え、改めて村の一大イベントとして定着した事業であること、今後も村の大イベントとして継続していかなければならない必要性を再認識することができました。
本イベントのメインである鮭のつかみ取りに関しては、前段、鮭に感謝すべく豊漁祭が実施された後、200匹を超える鮭が生簀(いけす)に放流され、10時30分より一斉につかみ取りが開始されました。午前、午後を通し全4回にわたり、老若男女が存分に鮭のつかみ取りを楽しむことができました。また、日本人だけでなく、外国の方の参加もあり、実際に生簀に入り、はしゃいでいる姿を垣間見ることができました。
アトラクションとしては、地元のマーチングバンドや吹奏楽部の演奏や、輝かしいキッズダンスのダンス披露なども行われた他、山形弁歌手として話題の民謡歌手、朝倉さやさんのミニライブなども披露されました。
また、口に含んだイクラを勢いよく飛ばして距離を競うイクラ飛ばし大会や「おじいちゃんおばあちゃんなめこすくい競争」を開催。これはおじいちゃんおばあちゃん限定のなめこすくい競争です。制限時間の中で一番多い量を袋に詰めた人が勝者となります。鮭川村はきのこの王国としても知られています。そして、人気の豊年祝いもちまき(紅白もちまき)。大人から子供まで真剣に餅を奪取する景色は圧巻です。
これら最近取り入れたアトラクション行事についても多くの方が参加し、定着してきたアトラクションとなりつつあります。
来年はいよいよ第30回であります。鮭川の鮭をより広めるため、本イベントを大々的に周知し、一人でも多くの方々に楽しんでいただけるよう、企画実行して参りたいと考えております。(もがみ北部商工会 経営指導員 福田康臣)
豊漁祭(鮭に感謝すると共に、豊漁を願う祭りを毎年開催しております。)
つかみ取り開始(メインイベントとして、老若男女が楽しめるつかみ取りを全4回の行程で行われます。毎年、外国人の方も参加しています。)
テープカット
朝倉さや氏のミニライブ
キッズダンス(H24年度より出演いただいております。若さあふれるパフォーマンスを思いっきり見せてくれます!本年度も参加いただきます。)
フラダンス(H25年度より出演いただきます。地元の方により結成されています。)
鮭川小学校マーチングバンド演奏
鮭川中吹奏楽部演奏(地元の中学生によるマーチングバンドの演奏)
清流さけがわ太鼓(地元のお祭りでは欠かせない清流太鼓!総勢20名により大迫力の太鼓が会場内に響き渡ります。)
大抽選会(毎年恒例となった抽選会。特賞から5位まで景品は様々用意しております。)
家族で楽しい思い出になりました。
 
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