サケの体は生まれてから産卵して死ぬまでとても大きく変化します。川から海へその生活場所を変えるには淡水から海水に対応するために体を変化させる必要があります。また、卵を産むためにふたたび川を上り始めるサケは、その皮膚の色や模様（婚姻色こんいんしょく、といいます）、体の形から上あごの形まで大きく変化させ、自分の子孫を残すために戦いに勝つ準備をします。

ちなみに、川を上る頃はこんなに体の変化を起こすサケたちもまだ海で生活している頃は「シロサケ」・「ベニザケ」・「ギンザケ」・「カラフトマス」・「サクラマス」・「キングサーモン」どの種類を見てもみんな銀色に輝くスマートな美しい姿をしていて、良く勉強していないと区別ができないほどそっくりです。不思議ですね。