SALMON MUSEUM サーモンミュージアム

サケの一生は、旅人の一生です。

サケの一生と食物連鎖

サケという魚はとてもタフな魚です。日本の川で生まれるのに、アメリカやロシア近くの海まで行って大きくなり、そして3~4年後卵を産むために自分の生まれた川に戻ってきます。これを母川回帰(ぼせんかいき)といい、98%のサケが自分の故郷を間違えません。どうして遠い北の海から自分の川にもどれるのかその仕組みにはまだ多くの謎が残されています。
また、鮭の一生は地球環境の循環の一部を担っているといわれています。海で育った鮭が川上で死ぬことにより、その栄養は森へかえされます。川を流れ出た栄養を再び川に戻しているというサイクルが森を豊かにしているのです

分類ではサケは淡水魚にあたります。生まれた場所が淡水であれば淡水魚、海水であれば海水魚と分類されます。ほとんどを海で過ごす魚なのに、サケは淡水魚なんて面白いですね。