SALMON MUSEUM サーモンミュージアム

サケは捨てるところのないエライ魚です。

サケは昔から大切に食べられてきた魚です。身の部分だけでなく、頭や内蔵も料理になります。けっして食べ物を無駄にしない人々の知恵が、たくさんの料理を生みだしました。その代表的なものをご紹介しましょう。

氷頭なます メフン(サケの腎臓)
石狩鍋(いしかりなべ) 飯ずし

昔からあるサケ料理

サケの塩焼き

塩サケの切身を焼いたもの。皮がうすくこげるくらいに焼いて、大根おろしなどをそえて、焼きたてを食べます。

サケ茶づけ

塩サケを焼き、身をほぐし、熱いご飯のうえにのせてワサビ、三つ葉をのせ熱いお茶をかけて食べます。

石狩鍋

生サケを食べる大きさに切り、ありあわせの野菜と味噌を加え土鍋あるいは鉄鍋でじっくり煮込んで食べます。

鮭のごちそうレシピ「氷頭なます」

三平汁

塩サケを切り、大根、ニンジン、ねぎ、ジャガイモと一緒に水から煮込み、最後に酒粕を加え、食べます。三平汁は一般に塩味です。

氷頭なます

生サケの頭の軟骨を切り、塩をして、酢につけます。大根のおろしをしぼり、ユズなどといっしょにあわせてさっぱりと食べます。

鮭のごちそうレシピ「氷頭なます」

飯ずし

麹(こうじ)を混ぜたご飯と、塩さけ、大根、ニンジンを、ササを敷いた桶(おけ)に何重にも重ね、上から重石をおいて20日くらい発酵させて食べます。

鮭のごちそうレシピ「氷頭なます」

イクラ

新鮮なサケの卵を塩水でほぐして、塩水に少しつけておき、ザルに上げ、水切をしてから、冷蔵庫に入れ、塩味がよくなったところが食べごろです。またしょうゆにつける場合もあります。

メフン

生サケ(オス)の背わた(腎臓)を取り出し、あら塩をまぶし、2,3ヶ月漬け込みます。2年くらい保存したものがおいしいといわれます。珍味。

鮭のごちそうレシピ「メフン」

ルイベ

生きのよいサケを、カチカチに凍らせ、ナイフで5ミリ幅くらいにそぎ切りし、刺身のように食べます。辛子酢みそで食べてもおいしいです。

チャンチャン焼き

生さけを3枚におろして、アルミホイールで包んで焼いたり、ホットプレートで蒸し焼きにしたサケに、野菜をのせ、味噌と日本酒、だし汁で味付けして豪快に食べます。北海道の郷土料理。

※まだまだ、たくさんのサケ料理が日本中にあります。くわしくは「鮭のごちそうレシピ」へ
料理写真提供:イヨボヤ会館

サケの缶詰やフレークから作る料理いろいろ

サケの缶詰やフレークを使って、たくさんの料理がつくれます。
マルハニチロのレシピサイトをご参照ください。