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完全養殖マグロの可能性

「海洋資源の保存」と「マグロの安定供給」という二つの側面からの社会の要請にこたえるために、マルハニチロは、完全養殖マグロの普及・拡大に向けた 挑戦を続けています。

完全養殖クロマグロ新ブランド
「BLUE CREST」、誕生。

マグロ類の漁獲規制が年々強化されるなか、天然資源に頼らず、安定的にマグロを供給する手段として「完全養殖サイクルの確立」と「その商業出荷」への期待が寄せられています。
2010年に民間企業として初めてクロマグロの完全養殖に成功したマルハニチロは、2013年に事業規模での大量生産にめどを付け、2015年6月から商業出荷を開始しました。

そして2016年8月、マルハニチロの完全養殖クロマグロの新ブランド「BLUE CREST」が誕生し、本格商業出荷が始まりました。クロマグロの英名“BLUE FIN TUNA”の「BLUE」と、“頂点”を意味する「CREST」とを組み合わせたこのブランド名には、「世界最高峰のクロマグロを供給したい」「青い地球、海の恵みであるクロマグロのおいしさを、世界に届けたい」というマルハニチログループの想いが込められています。

この新ブランドの立ち上げを契機に、マルハニチロは、完全養殖クロマグロの出荷量の拡大を図り、2018年度には年間1万尾、約600トンの出荷量の実現を目指しています。マルハニチロは、卵から成魚までクロマグロの一貫生産を通じて、海洋生態系の保全とクロマグロの安定供給との両立を実現する持続可能な養殖事業を確立していきます。

クロマグロの完全養殖とは?

クロマグロの完全養殖とは、人工ふ化させたクロマグロを親魚に育て、その親魚が生んだ受精卵を孵化させ、幼魚から成魚にまで育てることです。完全養殖おける最大の課題は卵が孵化してから稚魚が5センチに育つまでの生存率です。マルハニチロでは生育環境の改善や餌の工夫などを積み重ね着実にその生存率を高め、2006年の事業開始当初には0.1%に満たなかった生存率は2016年8月現在で3%にまで高めることに成功。こうした地道な成果が商業出荷の拡大を支えています。

愛情を込めて育てた「BLUE CREST」を、
自信をもってお客さまにお届けします。

(有)奄美養魚 篠川支店 種苗課 神村 祐司

私が働く奄美養魚では、年間約1,000トンのクロマグロを出荷しており、そのうちの約3割が完全養殖マグロです。完全養殖マグロは、卵から成魚に育つまでに約3年間の飼育期間が必要ですが、この間には、飼育に適した優良な卵の確保、稚魚の飼育、餌として与えるプランクトンの栄養強化、水温や照度といった飼育環境の調整など、さまざまな技術改良と飼育スタッフの努力が詰まっています。完全養殖マグロの商業出荷の実現に関わるすべての人の思いを込めて、完全養殖マグロ「BLUE CREST」を、愛情を込めて育てています。

コラム

30年に及ぶ挑戦

マルハニチロは、1987年にクロマグロの完全養殖への挑戦を開始。ところが当時、クロマグロの生態はその大部分が未知の世界であり、さまざまな試行錯誤を重ねたものの商業的な出荷に足る数の成魚を育てることができず、1996年にプロジェクトをいったん終了することとなりました。しかし2000年以降、天然クロマグロの資源量が急激に減少したことを受け、将来にわたってクロマグロの安定供給責任を果たしていくためには“完全養殖”の実現が不可欠と考え、2006年にプロジェクトを再開。その4年後の2010年に民間企業として初の完全養殖に成功し、2013年には事業規模での大量生産に成功しました。

そして2015年6月、完全養殖マグロの商業出荷を開始。大きな注目を集めた完全養殖マグロの出荷・販売開始は、30年近くに及ぶ試行錯誤の末に結実したのです。

餌へのこだわり

新型ツナフード

給餌の様子

これまでのマグロ養殖では、日本近海で漁獲されたサバなどの小型魚をマグロの餌として用いてきました。しかし近年、これらの魚の漁獲量が減少傾向にり、さらには食用として利用されるようになっきたことから、養殖で用いる餌においても海洋資源保全への配慮が求められています。

マルハニチロは、さまざまな種類の魚にビタミンなどを配合した粉末飼料を加え粒状に成形した「モイストペレット」と呼ばれる飼料への切り替えを進めています。また、マグロの品質向上に向けて、協力会社である林兼産業(株)と共同で、栄養バランスの良い配合飼料の開発にも取り組んでいます。2015年秋から利用を開始した改良版の「新型ツナフード」は、おまんじゅうのように中身を薄皮で包み込んだ二重層で成形されたもので、ソーセージのようなフィルムに包まれていた旧タイプに比べてマグロの食いつきが非常に活発になり、消化もしやすくなりました。

配合飼料の利用には、マグロの品質向上はもとより、水質や海底への環境負荷を減らし、流通や保管に必要な輸送エネルギーも削減できるというメリットがあります。今後さらに新型ツナフードに改良を加え、稚魚から一貫して利用していくことで、「配合飼料で育てた完全養殖マグロ」として、海洋資源・環境に配慮したマグロの生産・販売をめざしていきます。

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