食の大切さを伝え、健康に貢献する「食育活動」
マルハニチロ(株)は持続可能な水産資源を使った料理教室を開催しています。2012年から継続して開催している「親子マグロ料理教室」では、マグロ1匹丸ごとの解体や調理実習を通じて、魚の生態やおいしさを伝えています。これまで8年間で約200名の親子が参加しました。
また、「~海といのちの未来をつくる~未来につながるお魚ランチ教室」をガス会社とコラボレーションして実施しています。MSC「海のエコラベル」が付いた製品を使った調理を行い、「持続可能なお魚セミナー」を通じ、魚食や資源状況について理解を深めます。
自然環境を未来につなげるための「環境活動」
マルハニチログループは東京湾のアマモ場の再生活動に2014年から協力しています。群生するアマモ場は東京湾の水質を改善し、海の生き物のすみかとなって沿岸の環境を整えています。
この取り組みによって、マルハニチロ(株)は、2016年より国土交通省の「東京湾UMIプロジェクト(東京湾・海をみんなで愛するプロジェクト)」協力企業に選定されています。
また、海岸のクリーンアップ活動“Make Sea Happy!”や、 全国にある工場や事業所などの周辺で清掃活動を実施し、地域の環境美化に努めています。
地域社会の発展に貢献するための「地域貢献活動」
マルハニチロ(株)は、1953年に大型ねぶたを出して以来、半世紀にわたって、毎年青森ねぶた祭※に参加しています(一部の年を除く)。
マルハニチロ(株)中央研究所では夏休みの特別企画として豊洲本社にて「理科実験授業」を毎年行っています。小学生とその保護者を対象に、生き物としてのサケ、食べ物としてのサケについて学び、DNAを抽出する実験を行っています。
また、マルハニチログループは、日本でフードバンク活動※を行っているセカンドハーベスト・ジャパンや地域でこども食堂などを運営するNPO法人などに、まだ食べられるにもかかわらず販売できない食品を継続的に寄贈しています。福祉向上に寄与するだけでなく、食品廃棄物の発生を抑制する取組みでもあります。
- ※青森ねぶたは、国の重要無形民俗文化財に指定された東北三大祭りのひとつ。
- ※フードバンク活動:まだ十分に食べることができるにもかかわらず、さまざまな理由で流通が困難になった 商品を、生活困窮者へ無償で提供する活動