よかとと料理教室

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ひっつみ

「ひっつみ」は岩手県の郷土料理で、小麦粉を練って伸ばしてちぎったお団子を入れた汁です。木村先生は、今回の震災で被災された東北地方のことを想い、その応援の意味を込めて、今回のメニューにこれを取り入れられたのだそうです。
ポイントは「地粉」を使うこと。「地粉」とは一般に「うどん粉」と呼ばれる中力粉で、練った後で半日寝かせることで、とても滋味のある具として活躍してくれます。

おつゆの味は、濃すぎない方がいいようです。自然の味が優しいですね。
 
地粉:200g
水:120cc
塩:少々
出汁:1リットル
醤油・酒・みりん・白菜・椎茸・人参・葱.etc
1)地粉に塩を加え、水を混ぜてよくこね、半日くらい寝かせる(※2)
2)出汁と具を煮て1.を手で薄く伸ばしながら、引っ張るようにしてちぎり、鍋に入れる。
3)ひっつみ(※2)が浮いてきたら味を整え、できあがり。

イル フロッタント


これはびっくりですよ。
牛乳や生クリームは使うものの基本的に卵だけでこんな、見た目もすばらしく、しかも美味しいデザートができちゃうなんて!

「イル フロッタント」は、フランスで定番のデザートで。言葉の意味は「浮島」本当に、甘いソースの上にメレンゲの島が浮いている、って感じですね。

以上で、作り方のレクチャーは終了です。
 
卵:3個
塩:ひとつまみ
グラニュー糖:120g
牛乳:200cc
生クリーム(乳脂肪分35%):50cc
バニラビーンズ:1/3本
1)卵を卵白と卵黄に分ける。
2)鍋に牛乳、生クリーム、バニラビーンズを入れて温め、卵黄とグラニュー糖(40g)をすり混ぜたボールに少し入れてよく混ぜ、アングレーズソースを作る。鍋に戻してへらで底からかき混ぜながらトロミをつけ、氷水に浮かべたボールに移して冷ます。
3)ボールに塩と卵白を入れて泡立て、グラニュー糖(80g)も入れてツヤのある堅めのメレンゲを作り、クッキングシートに一人分ずつのせる。
4)浅鍋に湯を沸かして牛乳(大さじ2/分量外)を入れ、90℃くらいに保ってメレンゲをシートごと鍋に入れ5分、ひっくり返して2分くらい茹でる。
5)メレンゲをペーパータオルに取って水気を切り、冷蔵庫で冷やす。仕上げにアングレーズソースを敷いてメレンゲをのせる。キャラメルソース、ブルーベリーソースなど好きなものをかけていただく。
出来上がりはこちら!
和風洋風とりまぜたお料理ですが、全体のバランスもボリュームも本当に素晴らしい。
鮮やかな色のコントラストで、目にも美味しいお料理ですね。
お味の方は・・・
試食させていただきましたが、もう「美味しい!」という言葉以外、出て来ないんです。
特に、薩摩カンパチどんを使った二品は絶品!
皆さんも、是非一度お試しいただきたいと思います。

ボギャブラリー不足かも知れませんが、本当に美味しいと、飾る言葉を探す方が難しい。TVで見かけるグルメレポーターの人たちって凄いなあ、とヘンな感心の仕方をしてしましました。
  詳しく書いていると、それだけで一冊本ができちゃいますから、サラッと流しましたが、木村先生のご指導はエスプリに溢れた、とても解りやすくしかも楽しいもの。
例えば、材料の分量も厳密に測る必要はない、"感じ"が大事。とか、味付けをミスした時のリカバリー法とか、料理を作る上で実際に役立つ内容が盛り沢山。


木村先生、これからも美味しいお料理のレクチャーを、どうかよろしくお願いいたします。
木村伸子先生 プロフィール
1987年より「一人でととのえるおもてなし料理」をコンセプトに自宅にて木村伸子理教室を開講。
20年を区切りにスタジオ建て替えの為1年の休止期間を経て2008年4月にINOCINQクッキングスタジオを開設、現在に至る。
料理教室の他に講演、テレビドラマの料理指導、イベント企画、MCなど「食」にまつわる様々な仕事をしておられます。

料理教室「INO CINQ」
〒181-0001 東京都三鷹市井の頭5-17-8
tel:0422-44-0505 fax:0422-45-9970
ホームページ:http://ino5.com/index.html

気になった方は「INO CINQ」のホームページを覗いてみてくださいね。
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