マルハニチロ

マルハニチロの研究開発

マルハニチロ中央研究所は、お客さまの一生涯の健康に貢献することをめざし、日々研究開発に取り組んでいます。「フードテック」、「マリンテック」「バイオテック」、「デジタル」の4つの領域とし、本物・安心・健康な食の提供、そして水産をはじめとする食資源の保全ならびに持続可能な形での利用を実現します。

研究開発体制

マルハニチロ中央研究所は、基礎・応用研究を担うリサーチ部門、研究成果の実用化を担う技術開発部門、研究開発活動のサポートを担う企画・管理部門から構成されています。
大学や公的研究機関、民間企業など多様なパートナーと連携し、オープンイノベーションを積極的に推進して、スピーディーな研究開発を行っています。

フードテック領域の研究

フードテックリサーチ課

客観的な理化学分析技術を基盤として、食品の保存・加工技術、水産物の鮮度・おいしさに関する研究開発、水産物・天然物由来のDHAやタンパク質の健康価値探索、環境に配慮した資源の活用について研究を行い、おいしい食を通じて世界の人々の健康長寿の実現をめざしています。

マリンテック領域の研究

マリンテックリサーチ課

環境・自然と調和した持続性のある水産資源調達をめざし、養殖用飼料開発、魚病対策、ゲノム選抜育種などバイオテクノロジーを取り入れた研究や、事業化を見据えた循環式陸上養殖など次世代型の養殖技術の開発に取り組んでいます。

バイオテック領域の研究

バイオテックリサーチ課

安全・安心な食を提供するための食品の殺菌・静菌技術、持続可能な社会の実現に貢献するためのバイオテクノロジーを応用した革新的な研究開発に取り組んでいます。特に、細胞培養技術を用いた魚肉生産、革新的な藻類・微生物の培養と応用、そして未利用魚類資源からの抽出物利活用に関する研究を進めております。

技術の製品化

フードテック技術開発課

新商品開発および新規市場参入をめざして、新素材の用途開発や新規製造方法の開発に取り組んでいます。主に、食品分野の事業部門や開発部門と連携した生産技術の開発や、中央研究所リサーチ各課の研究成果を社内事業で活用できる技術として実用化する役割を担っています。

技術の製品化

デジタルイノベーション課

本社にも拠点を持ち社内連携を重視しながら、2チーム体制で研究に取り組んでいます。

ICTチーム:生産現場の省人化や生産の効率化をめざし、ICT先端技術と現場の課題をマッチングさせた技術開発を行っています。特に養殖場のスマート化には力を入れており、養殖魚をAIでカウントする「かうんとと」(詳細はこちら)を開発しました。養殖業界ではAIの活用はまだ珍しく、特許を取得したマルハニチロ独自の技術です。

お客様研究チーム:AIを用いた視認性評価や生理計測(視線や脳血流)及び心理学的手法を活用して、お客様の購買意欲・行動に関する研究を行い、 お客様への新しい価値創造を目指しています。

企画課

企画課

研究開発に関する情報収集、大学や他企業との連携を進め、研究開発を推進する環境を整えることで、確実に研究成果につながるようサポートしています。また、グループ各社との連携を強化する窓口としての役割も担っています。