『ちくわ』って、どうやって出来るのか、ご存知ですか?
国内にあるマルハニチロ直営工場の、ちくわの製造工程をご紹介します。
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1・らいかい工程
原料の冷凍すりみに食塩を加えて撹拌(かくはん)します。食塩には、魚肉からタンパク質を溶解し、ちくわ特有の食感を引き出す効果があります。この後、撹拌(かくはん)が終わったねり肉に調味料等を混ぜ合わせて、さらに練り上げます。これが『ちくわ』の原型になります。
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2・成型工程
成型機でねり肉を『ちくわ』の形に整えます。串(ステンレス製)にねり肉を巻き付けるために、『ちくわ』には『穴』が開いているのです。
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3・加熱工程
一度に加熱せずに二回に分けて行います。最初は「坐り」といい、数分~十数分かけて串に巻かれたねり肉を温めます。これによって弾力のある食感になります。その後、一気にあぶり焼きにします。火加減やエアーの調整等で焼き色を調節します。
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4・串抜き工程
焼き上がった『ちくわ』を串(ステンレス製)から機械的に引き抜きます。
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5・冷却工程
焼き上がり後のまだ熱い『ちくわ』をフリーザーで充分に冷やします。これにより、雑菌の繁殖が押さえられ、日持ちが良くなります。
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6・包装・検品工程
『ちくわ』を1パック分ずつ整列し、包装していきます。
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7・最終チェック
最後に、1パックずつ重量のチェックと金属検出器でのチェックを行います。この後、『ちくわ』は箱詰されて出荷されます。