サカナクロス流
3分でわかる培養魚肉

培養魚肉って?

2024.3.27

INDEX.01

なぜ魚を培養する
必要があるの?

INDEX.02

どうやって
培養するの?

INDEX.03

培養魚肉が実用化すると
暮らしはどう変わる?

INDEX.01 なぜ魚を培養する
必要があるの?

私たちの体に欠かせない
栄養素であるタンパク質。

世界の人口増加と経済発展で、2030年には
タンパク質の供給可能量を需要が上回る
「プロテインクライシス」がくると言われています。

タンパク源の中でも食肉は
生産に伴う水の消費量の多さなど、
環境負荷が高いことが
課題となります。

INDEX.02 どうやって
培養するの?

培養魚肉は、生きた魚の細胞に
培養液を与えて大きく育てます。
成形には3Dプリンターを使う
ケースが多く、すり身状のものから
魚に近い切り身まで、
技術も進化してきました。

漁業や養殖業が盛んではない
海外の国では、将来の食糧不足に
備えようと培養魚肉の研究が
進んでいます。シンガポールや
香港などの企業は、2024年内に
培養魚肉の販売をめざすと
打ち出しました。

マルハニチロは2021年、
細胞培養の研究で最前線を走る
スタートアップ企業と
魚類細胞の培養研究を開始。
培養の“もと”になる、生きた魚の
良質な細胞を提供しています。

INDEX.03 培養魚肉が実用化すると
暮らしはどう変わる?

魚は漁獲時期や漁獲量により
価格変動するのが一般的ですが、
培養魚肉は生産量の増減が
起きにくいので、安定した価格での
供給が期待されます。

良質な細胞を適切な環境で
培養できれば、いずれ天然魚より
おいしい魚肉や、栄養価が高い
魚肉を届けられるかもしれません。

培養魚肉は、実現に向けて
安全性とコストの
ハードルもあります。しかし、
この分野の研究と技術革新は
日進月歩で進んでいます。

安全性やコストはもちろんのこと、
私たちが大切にするのは、
安全・安心で“おいしいもの”を
お届けすること。

これからも持続可能で良質な
魚タンパクの供給を通じて
人々の食と健康に貢献していきます。

ページ上部へ