「川崎ブレイブサンダース」
親子で楽しむボールゲーム動画 02

親子で楽しむ
1分間ボールゲーム

2023.1.10

スポーツは子どものどんな可能性を引き出すのか? 一流のアスリートを育てるお2人に聞く連載第2弾。「川崎ブレイブサンダース」現役選手が登場する1分間ボールゲーム(動画)も必見です!

「川崎ブレイブサンダース」
北卓也ゼネラルマネージャーに聞く 第2回

北卓也さん

北卓也さん

1972年石川県生まれ。1995年から東芝バスケットボール部(現・川崎ブレイブサンダース)に所属。1999~2000シーズンに日本リーグと天皇杯の二冠に貢献し数々の個人賞を獲得。
現役時代の背番号「51」はクラブ初の永久欠番に。ユニバーシアードなど日本代表としても活躍。2008年現役引退後はアシスタントコーチ、ヘッドコーチを経て2019年初代GMに就任。

「BE BRAVE(勇敢に)」な姿勢を養う

「川崎ブレイブサンダース」のクラブアイデンティティは「BE BRAVE」です。それを成し遂げるには、「ハードワーク」「チームワーク」「リスペクト」が不可欠です。「THUNDERS KIDS(川崎ブレイブサンダースが運営する4歳から中学生を対象としたバスケットボールスクール)」でも、「BE BRAVE」を子どもたちが理解し、この3要素を体現できるような指導方針を考案しています。

たとえば「ハードワーク」。バスケットボールでは、うまくいかず辛い想いをすることも当然起こります。THUNDERS KIDSでは、あえて少し難しいことにたくさん挑戦してもらう指導を行っています。うまくいかなくても投げ出さず、やり方を工夫して挑戦を続け、成功へつなげる習慣を育てるのです。成功体験をたくさん経験することで、さらに深い「楽しさ」も感じられます。

「チームワーク」は、バスケットボールには不可欠です。どんなに一人の技術が優れていても試合は5人で戦うので、チームで協力し合ってはじめて上手くいくもの。誰かが倒れたらみんなが手を差し伸べて起こしに行ったり、いいプレーをしたらハイタッチし合ったりと、バスケットボールに根付く助け合いの精神も身につくでしょう。

また、バスケットボールに関わるすべての人への想いとして抱いて欲しいのが「リスペクト」です。チームメイトだけではなく、コーチやマネージャー、支えてくれるサポーターやスタッフ、対戦チームやレフェリー・・・。たくさんの人がいて成り立つのがバスケットボールなのです。小学生以下ではまだ難しいかもしれませんが、周りの人々をリスペクトする姿勢を、バスケットボールを通して身につけて欲しいと考えています。

「川崎ブレイブサンダース」増田選手、鎌田選手が登場!
親子で楽しむ1分間ボールゲーム

「罰ゲームはキラキラジャンプ!
ボール争奪戦ゲーム」
初級編(小学校低学年~)

RULE

Rule 1床においたボールを挟んで向かい合って立つ
Rule 2コーチの掛け声に従い、身体の一部
(頭、肩、腰、お尻など)を両手で触る
Rule 3「ボール」と言われたら、しゃがんでボールを取り上げる
Rule 4ボールを取り損ねたほうがキラキラジャンプする

<北GMから一言>
反射神経を養いながら、ボールを落とさないように見せて落とすなど、上手に相手をあざむくフェイントの練習も。

杉山芙沙子さんに聞くスポーツで
子どもの可能性を引き出すヒント 第2回

杉山芙沙子さん

杉山芙沙子さん

医学博士。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了。順天堂大学大学院医学研究科修了。元プロテニスプレーヤー杉山愛の母でありコーチ。ジュニア向けテニススクールの校長として長年選手の育成に携わり、次世代を担う子どもたちとそのアントラージュの笑顔と幸せを引き出す「SMILE共育®︎」を開発。その実践と啓蒙を行う。

スポーツは、
子どもの人間力を育む
最適なツールです

世界情勢や経済状況が劇的に変化している現代をしなやかに生きていくために、次世代を担う人たちは、「生きる力=人間力」を育むことが大切です。

私が開発した「SMILE共育®︎」では、「生きる力=人間力」を「身体体力」「精神体力」「知的体力」の3つの体力が支えていると定義し、それを養うためにスポーツが最適なツールになり得ると考えています。なぜならスポーツは、集中したり作戦を考えたりして、身体だけではなく心や脳も使うものだからです。

①身体体力
健康を維持し身体を動かすために用いる力。スピードや持久力、瞬発力、筋力、柔軟性、敏捷性、コーディネーション能力(定位、変換、連結、反応、識別、リズム、バランス)などです。身体の各部位を連動させて動かし、状況に合わせて対応させる力です。歩くことや走ることでも養われますが、用具を使ったり、音楽に合わせて動いたりすることでいっそう養われます。

②精神体力
身体を動かす際に切り離すことのできない心の力。忍耐力や共有力、自立力、感謝する力、行動力、集中力、協調性、思いやる力、持続力などがあります。子どもの成長に合わせてスポーツの目標を設定すると集中力が保たれ、達成感から次のレベルへの意欲が生まれます。その達成感は自信となって積み重なります。

③知的体力
行動に至るまでのプロセスである、頭を使って考える力。状況に応じた動きを決める判断力や、指導者の見本を見る注意力をはじめ、直感力、決断力、予測力、注意力、思考力、記憶力などです。ただ身体を動かすだけではなく、ルールのあるスポーツを行うことで脳はさらに刺激され、活性化されます。

スポーツを行う際には、身体のバランスを取りながら走ったり、周囲の状況を視覚や聴覚で認識したりと、脳のあらゆる領域が活性化されます。さらに達成感を味わうことでドーパミンが分泌され、「もっとやりたい」という意欲が生まれます。このように、楽しくスポーツに取り組むことで「3つの体力」がバランス良く養われ、自然と「生きる力=人間力」が育まれていくのです。

海の色は何色?

海水そのものは、無色透明です。海の色には、太陽の光の色が深く関わっています。太陽が放つ虹の七色(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)のうち、青色の光が一番よく海の中を進み、他の色の光は海水に吸収されてしまいます。特に赤色は光の中でも変化が大きく、海の中では灰色がかって見え、周りに溶け込み目立たなくなります。マダイやキンメダイ、深海性のエビなど赤色の生物は、外敵から身を守りやすく、捕食もしやすいのです。

もっと詳しく知りたい人はコチラ
▶︎(https://umito.maruha-nichiro.co.jp/article118/

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