MEMBER04

ポークを極め、
ビーフに挑戦する、
6年目の主任。
I.S.
調達畜産第一部
食肉課
2014年入社
※所属は取材当時のものです

豚肉の輸入管理から
チルド、フローズンまで
幅広く学ぶ。

獣医学部で日頃から牛や馬とふれ合っていたこともあり、就職活動では食品業界を中心に見ていました。初めはマルハニチロが畜産を扱っていることを知りませんでしたが、事業領域の幅広さと、新しい分野に挑戦する社風に将来性を感じて入社を決めました。最初の配属は、豚肉の輸入管理を中心に担当する部署。ここから、私のポーク(豚肉)を極める日々が始まります。まず、経理処理や事務処理に携わり、輸出入の大まかな流れを把握しました。その後、ポーク課チルドチームとポーク課フローズンチームを経験。どちらの課でもお客様である問屋さんや販売店さんからの依頼を受け、世界各国から豚肉を輸入して届ける業務に関わりました。入社直後の管理部門と異なり、ここでは直接、海外と交渉する業務も。英語が苦手だったため、最初は苦戦しましたね。また、チルドチームの時は豚肉の輸入頻度の多さに苦労し、フローズンチームの時は一度に仕入れる豚肉の量に圧倒されました。ただ、保存状態の異なる二つの豚肉を経験できたことで、ポークを取り扱う基礎をしっかり身につけることができました。更に、入社3年目には、ある程度の裁量を持って取り組むこともできました。印象に残っているのは、チルドの豚肉を運んでくるはずの船がストライキの影響で2週間遅れた時のことです。遅延は鮮度にも影響し、店頭に並んだ時点で見切り品になってしまう可能性も…。マルハニチロとしても信用問題に関わるため、毎日、船の正確な位置情報を入手し、お客様に随時連絡。様々な関係部署と連携しながら、何とか約束の期限内に届けることができました。お客様はもちろん、各部署との信頼関係づくりの大切さを痛感した出来事でしたね。

入社4年目にして、
いきなり
デンマーク農業理事会へ。

部署内の経費削減などにも手を付け始めていた3年目の終わり。デンマーク農業理事会への出向が突然言い渡されました。マルハニチロのフローズンチームが日本国内で最もデンマークと取引しているという理由から、声がかかったのです。私は日本にいながら、デンマークの豚肉をより日本に普及させるためのマーケティングや広報の支援業務に携わることに。大手の食品会社、飲食チェーンの社長や会長を務める方々とお話しする機会も増え、貴重な経験を積むことができました。また、一食品メーカーの視点からだけでなく、国際政治やグローバル経済といった観点から豚肉について考えることも多く、自分自身の視野を広げることができた2年間です。更に、研修として実際にデンマークの養豚場を訪問して豚肉の製造現場を見ることができたのは良い経験でした。日々自分たちが仕入れていた食品ができるまでの全工程を理解でき、これまでのポーク業務の点と点が一つの線になりました。そして、2年間の出向が終わり、私のポーク第2章が始まるのかと思ったら、ビーフを取り扱う部署への異動(笑)。次はビーフを極める日々が始まりました。牛肉は同じ食肉とはいえ、豚に比べて部位の種類も豊富で、アメリカと豪州で呼び方が異なることもあります。牛肉に関しては、また一から勉強のし直しでしたね。ただ、海外との商談などでは、豚肉の輸入で学んだことや、デンマーク農業理事会での経験も大いに活かすことができそうです。ポーク同様に、ビーフでも新しいチャレンジを続け、「マルハニチロといったら、豚も牛もおいしいよね」と言ってもらえるようにしたいですね。

ビーフを経験した後は、
品質管理・保証も
学んでみたい。

マルハニチロでの畜産物の取扱い量は、今はまだ多くないですが、動物性たんぱく質の供給源として、これから確実に成長していくと思います。加えて、まだ小さい部署だからこそ、若いうちから与えられる役割は大きいし、色々な仕事に挑戦できる環境があります。私自身、入社4年目にいきなり、会社の枠を超え、デンマーク農業理事会への出向を経験しましたしね(笑)。現在は、チームの取りまとめや後輩の指導にあたっています。後輩の育成は、これまでとはまた異なる難しさがありますね。でも、そう思うと、マルハニチロは本当に、どの年次でも、どの部署でも、乗り越えるべきミッションがあり、その先に大きなやりがいを見つけることができる会社です。ポークとビーフで仕入れや販売の経験を積んだ後、今度は入社当時から携わってみたかった品質管理や品質保証の業務にも挑戦してみたいですね。そして、ゆくゆくは豚肉・牛肉のすべての知識や経験を身につけた営業として、まだ誰もチャレンジしていないような新しい仕事にも携わってみたいと思います。