MEMBER03

管理栄養士の知識も
生かし、目指すは
介護食のプロ。
I.N.
販売・営業関東支社 食品営業部
メディケア販売課
2015年入社
※所属は取材当時のものです

学生時代の勉強、
惣菜営業での経験を経て
介護食の世界へ。

もともと食に興味があり、大学では管理栄養士を目指して栄養学を専攻していました。就職活動では、学生時代の勉強と管理栄養士の資格を活かせるような食に関わる仕事がしたいと思っていた中で、商品を一からつくるメーカーに興味を持ちました。特にマルハニチロに興味を持ったのは介護食がきっかけです。学生時代、病院や福祉施設での実習の際に知ったミキサー食やペースト食を、形のあるお食事として提供できるマルハニチロの「メディケア食品」に感動し、この業界に私も携わりたいと思い入社しました。入社後、最初の配属は、食品営業部の惣菜課でした。惣菜コーナーへの売り込みは競合も多く、バイヤーさんの要望も高いため、おいしさだけでは勝負できません。売り場に何度も足を運び、買物客の動きを細かく観察。商品の提案の際は、販売促進のアイデアも併せて持っていくことを心がけました。初めての営業で正直悩むこともありましたが上司や先輩に支えて頂きながら、この課を経験できたことで、販売促進のアイデアの引き出しが増え、在籍した3年目で提案力も大きく向上した気がします。そして、4年目に現在の介護食の営業を担当するメディケア販売課へ。マルハニチロへ興味を持ったきっかけの部門に異動となりました。

メディケア食品を
売るだけでなく、
理解を広める役割も。

「メディケア食品」はマルハニチロの介護食事業の総称。「舌でつぶせるやわらかさ」や「歯ぐきでつぶせるやわらかさ」など、食べやすさに配慮したユニバーサルデザインフードを展開しています。メディケア販売課は、それらの商品を病院や福祉施設向けに営業するのが主な仕事です。惣菜課と大きく異なるのは、商談相手が管理栄養士さんだということ。栄養の専門知識のある方とのやりとりなので、ここでは大学時代の勉強がとても役に立っています。この課に来て最も印象に残っているのは、初めて病院にメディケア食品を導入してもらった時のことです。その病院の担当者とは商品の展示会で出会いました。現場で困っていることを細かくヒアリングし、後日、その課題に合わせた商品やメニューをご提案。試食もしてくださり、「これ、おいしいね」と導入を決めて頂いた時は本当にうれしかったですね。更には、導入後も患者様の反応などを聞かせてくださり、この仕事へのモチベーションがより高まりました。売って終わりではなく、現場の声を本社に伝え、新しいレシピや商品開発に役立てられるのも、マルハニチロで営業として働く醍醐味の一つ。また、お客様に商品の理解を深めていただくことも私たち営業の大切なミッションです。医療現場では、管理栄養士だけでなく、医師、看護師、食事の介助士など、様々な方が患者様の食事に関わっています。そのため、私たちは病院で勉強会を実施するなど、すべての人がメディケア食品について理解し、その良さを感じてもらうための取り組みにも力を入れているのです。

誰もが、どこでも、
食べることができる
介護食にしたい。

先日、得意先の担当者の方から「マルハニチロさんのメディケア食品で命をつないでいる方もいるのですよ」と教えて頂きました。このお話を伺ってからメディケア食品の必要性や自分たちの仕事の意義が一層感じられ、より多くの命を支えたいという気持ちが大きくなりました。今後の目標は、このメディケア食品を生鮮の魚や野菜のようにどこでも当たり前のように選択し、使用できる食材にすることです。介護食というとまだまだ一般的には馴染みがなく選択肢としてあがらなかったり、実際私も学生の頃初めて知ったように、こういった商品があることを知らなかったという方も多いと思います。その中で病院・福祉施設はもちろん、在宅でも当たり前の選択肢となり、だれにとっても身近なカテゴリーにしていきたいです。年齢を問わず食べるというのは楽しみだと思うので、その楽しみをいつまでも感じて頂ける、この商品があるから大丈夫と思って頂けるようなそんな商品にできればと思います。誰もが、どこにいても、簡単に必要な栄養価の食事をとることができる未来を築いていきたい。そのためにも、介護食についての知識や経験をもっと深め、「メディケア食品ならI.Nさんが一番詳しいよね」と周りから認められるプロフェッショナルになりたいですね。