• DHA Lab -DHA
  • DHA Lab -DHA
  • DHA Lab -DHA
  • DHA Lab -DHA
  • DHA Lab -DHA
  • DHA Lab -DHA
back to top

事業関係者の皆様へ

マルハニチロでは、消費者庁の定める機能性表示食品制度において、DHA/EPAの血中中性脂肪低下作用については、平成27年8月から、DHAの情報記憶サポート作用については、平成28年2月から、該当製品において、その効果効能が表示できるようになりました。そこで、特にDHAの有用性について、より詳しく広く知って頂くために、この度新たに、特設サイト「DHA Lab.」を開設し、脳機能関連の学術文献を手始めに、その他の最新文献も交えながら、順次、その簡単な解説を掲載していくことと致しました。マルハニチロのこの取り組みが、皆さまの事業活動に微力ながらも、お役に立つことができれば、幸いです。更新は適宜行ないますので、お気に留めて頂くよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

ニュース

2019年 03月
●DHA による血液脳関門の通過に関する内容を追加いたしました。
 Report-204(血液脳関門)~ Report-209(血液脳関門)
●DHA による作用機序に関する内容を追加いたしました。
 Report-011(作用機序)~ Report-015(作用機序)
2017年 03月
●DHA による血液脳関門の通過に関する内容を追加いたしました。
 Report-201(血液脳関門)~ Report-203(血液脳関門)
2016年 07月
●DHA による認知機能に関する臨床試験を追加いたしました。
 Report-101(臨床試験)~ Report-106(臨床試験)
●2016 年 06 月に掲載しました作用機序は、順番を並べかえました。
 Report-001(作用機序)~ Report-010(作用機序)
2016年 06月
●DHA Lab.(DHAラボ)特設サイトを開設いたしました。


レポート

Report 一覧
Report-201【血液脳関門】DHAの脳内移行について Report-202【血液脳関門】脳を構成する星状細胞による脂肪酸の代謝 Report-203【血液脳関門】ヒトの脳における DHA の代謝について Report-204【血液脳関門】疑似血液脳関門モデルを利用した脳内へのDHAの蓄積のメカニズム Report-205【血液脳関門】血液脳関門を構成するアストロサイト(星状細胞)による DHAの合成と代謝 Report-206【血液脳関門】DHAの脳内への取込みに関わる仕組み(転送因子) Report-207【血液脳関門】脳内に取込まれる DHAの速度 Report-208【血液脳関門】脳内に DHAがたくさんある理由 Report-209【血液脳関門】脳内で減少する EPA Report-001【作用機序】DHA によるニューロンの分化誘導の促進 Report-002【作用機序】中枢関連疾患を抱えた脳への影響 Report-003【作用機序】DHA による脳へのマクロな影響 Report-004【作用機序】ニューロプロテクチン D1 を介したメカニズム Report-005【作用機序】DHA の血液脳関門通過について Report-006【作用機序】DHA のグルタミン酸受容体への作用 Report-007【作用機序】DHA がアミロイドβおよびラフトに及ぼす影響 Report-008【作用機序】DHA による細胞膜流動性と学習障害に対する保護 Report-009【作用機序】DHA によるアミロイドβの抑制作用 Report-010【作用機序】DHA によるアミロイドβの線維化の抑制 Report-011【作用機序】DHAによるアミロイドの沈着抑制 Report-012【作用機序】EPAがアルツハイマー病に及ぼす影響 Report-013【作用機序】加齢にともなう認知機能低下に対する EPAとDHA投与による予防効果 Report-014【作用機序】虚血再潅流後の神経保護を示す DHAの代謝物 Report-015【作用機序】網膜における神経保護 Report-101【臨床試験】心血管系、および認知の機能を評価した臨床試験 Report-102【臨床試験】ソーセージを利用した臨床試験(島根県の中山間地域で実施) Report-103【臨床試験】実行機能に効果が見られた臨床試験 Report-104【臨床試験】中低所得層を対象に実施された臨床試験 Report-105【臨床試験】エピソード記憶および作業記憶に効果が見られた臨床試験 Report-106【臨床試験】全身の炎症と認知機能の相関を調査した臨床試験


Report-201

DHA の脳内移行について

脳には血液から必要な物質だけを交換するしくみがあり、関門のようにみえるため「血液脳関門」と呼ばれます。大切な脳の細胞を有害物質から守るバリアー機能で、アミノ酸やブドウ糖、アルコールなど一部の物質しか通過しません。 驚いたことに、 DHA は血液脳関門を通過できることが知られていました。本論文では、DHA が血液脳関門を通過するメカニズムの一端を明らかにしています。

Report-202

脳を構成する星状細胞による脂肪酸の代謝

血液脳関門の実質的な主役は、脂質代謝や神経細胞を支持する機能を担っているアストロサイト(星状細胞)です。今回、この星状細胞を使い、オメガ 3 脂肪酸の代謝の違いを調査し、脳に含まれる DHA の由来を明らかにしました。アストロサイトによる選択的な代謝によって脳内のオメガ 3 脂肪酸は EPA でなく DHA が蓄積することなどが記されています。

Report-203

ヒトの脳における DHA の代謝について

DHA は脳の神経細胞を構成する重要な脂質ですが、その代謝については検証されていませんでした。そこで陽電子放射断層撮影 (PET) および放射ラベル体-DHA をもちいてヒトの脳における DHA の動向を測定しました。

Report-204

疑似血液脳関門モデルを利用した脳内への DHAの蓄積のメカニズム

血液脳関門は、アストロサイト(星状細胞)と血管内皮細胞という異なる細胞で構成されています。両者は、相互に補完しながら脳に必要な物質だけを取り込む関所として機能しています。これら 2種類の細胞で構成される疑似血液脳関門モデルを試験管内で作成することができたため、関門のモデルを使って脳内にDHAが蓄積するメカニズムを探りました。

Report-205

血液脳関門を構成するアストロサイト(星状細胞)による DHAの合成と代謝

血液脳関門を構成する細胞が、関所として働くだけでなくDHAを合成している可能性が示唆されるようになりました。そのため、どのタイプの細胞がDHAを合成しているかを調べました。本研究では、脂肪酸の放射ラベル体を使って、DHAになる過程やその後を追跡しました。その結果、アストロサイトの中で 鎖長延長と不飽和化が行われDHAが合成されていました。このDHAがアストロサイトから放出され、神経細胞に取りこまれることがわかりました。

Report-206

DHAの脳内への取込みに関わる仕組み(転送因子)

血液脳関門を脂質が通過するメカニズムは、特異性が低い受動拡散や種々の受容体を介しているケースが考えられてきました。本論文は、血液脳関門に存在するMfsd2aというオーファン(役割や由来が解明されていない)転送因子が、DHAの脳への特異的な取込みに関わっているという驚くべき可能性を報告しています。DHAが脳に著量蓄積するメカニズムのひとつ、と考えられます。

Report-207

脳内に取込まれる DHAの速度

脳内に多く含まれている DHAがどのように運ばれるかのメカニズムを探索しました。DHAを脳内に潅流させるモデルマウスを使って、血中の DHAが脳内へ移行する速度を EPAと比較しました。

Report-208

ヒトの脳における DHA の代謝について

脳に著量存在するDHAが脳に蓄積するメカニズムと作用について総合的に解説されています。 DHAが結合したリン脂質を脳に取込む転送因子 MSFD 2Aについてと、注意欠陥多動性障害 (ADHD)、自閉症や認知症のリスクと DHAの関係が述べられています。

Report-209

脳内で減少する EPA

EPAは血液脳関門で DHAに変換され、また脳室内に EPAを投与するとその一部が、β酸化によってエネルギーに変えられると調べられています。本論文は、脳室内に入れられた EPAの放射ラベル体が急激に減少する速さを測り、一方、 DHAのそれは緩慢で、両者は 6~9倍の違いがある、と述べています。

Report-001

DHA によるニューロンの分化誘導の促進

DHA の持つ最大の特徴は、『記憶をサポート』することです。本論文では、DHA が記憶を改善するメカニズムとして神経幹細胞からニューロンへの分化誘導を促進することが示されています。

Report-002

中枢関連疾患を抱えた脳への影響

DHA は、健常者の脳だけでなく、疾患を抱えた脳にも良い働きを持つことが徐々に明らかになってきています。本論文では、中枢関連疾患において DHA が奏功する可能性、およびそのメカニズムについての総説が示されています。

Report-003

DHA による脳へのマクロな影響

DHA などのオメガ3脂肪酸は、マクロ的な見地からも脳に良い影響を与えることが徐々に明らかにされてきています。本論文では、オメガ3脂肪酸による認知機能の改善や、脳血流に及ぼす影響が考察されています。

Report-004

ニューロプロテクチン D1を介したメカニズム

DHA は他のオメガ3脂肪酸と異なり体内で代謝されて様々な有用な誘導体が形成されます。本論文は、DHA の主な酸化誘導体であるニューロプロテクチン D 1 の、循環器系や中枢神経系における作用、およびシグナルトランスダクションのメカニズムについての総説です。

Report-005

DHA の血液脳関門通過について

血液脳関門を通過することが可能な必須脂肪酸は限られていますが、それらの脳内での挙動についてはあまり知られていません。本論文では、 DHA を摂取した後の、脳内環境を反映する脳脊椎液 (CSF)中の脂肪酸の変化、および脳内と CSF 内の DHA と EPA のレベルの差について考察されています。

Report-006

DHA のグルタミン酸受容体への作用

脳神経細胞が減少する神経細胞死、および記憶に関係すると考えられている長期増強 (LTP)の誘導には、グルタミン酸受容体が重要な働きをしていることが知られています。本論文では、グルタミン酸受容体の一種であるNMDA 受容体に DHA がどのように作用するかについて、生きている脳の錐体神経細胞を用いた細胞活動の考察がなされています。

Report-007

DHA がアミロイドβおよびラフトに及ぼす影響

細胞膜には、リン脂質、コレステロールとあわせ膜貫通タンパクやレセプターが豊富な部分が所々浮かんでいて、まるで「いかだ」のようなのでラフトと呼ばれています。ラフトは、様々な細胞内外の情報をやり取りしており、細胞の生存や細胞死にも影響を与えます。本論文では、DHA がアミロイドβタンパクの生成と細胞膜上のラフトの構成にどのような影響を与えるか考察されています。

Report-008

DHA による細胞膜流動性と学習障害に対する保護

記銘力が障害される疾患であるアルツハイマー型認知症(AD)。 AD が引き起こす学習障害に対して DHA の有用性が示唆されています。本論文では、DHA による大脳皮質の細胞膜流動性変化が神経細胞防御に寄与していることが示されています。

Report-009

DHA によるアミロイドβの抑制作用

AD では、神経細胞内にアミロイドβタンパクが蓄積し、神経細胞障害の引き金を引くことが考えられています。本論文では、DHA がアミロイドβタンパクへ及ぼす影響が示されています。

Report-010

DHA によるアミロイドβの線維化の抑制

AD では、アミロイドβタンパクが線維化して不溶化することによる神経毒性が推察されています。本論文では、 DHA によるアミロイドβタンパクの線維化抑制が示されています。

Report-011

DHAによるアミロイドの沈着抑制

ADでは、アミロイドβタンパクが脳内に蓄積され、神経細胞に障害を与えると考えられています。 DHAがアミロイドβタンパクの脳内への沈着を抑制し減衰させることが、報告されています。

Report-012

EPAがアルツハイマー病に及ぼす影響

DHAは、脳内にもともと多く存在していますが、ADモデル動物にDHAを投与すると認知障害が軽減されることが報告されています。一方、 EPAは脳内に少ないので、 EPAに関するこの領域での効果を調べた報告は多くありません。本研究では、ADモデルに EPAを投与すると、血液中の DHAが増加し、それによってADによる認知障害が軽減される、と示されています。

Report-013

加齢にともなう認知機能低下に対する EPAと DHA投与による予防効果

老齢ラットの認知機能低下に対する予防効果につき、オメガ 3脂肪酸(プロノバ社 EPA 467mg/g、 DHA 365mg/g)および高純度 EPA(日水製薬)を比較しました。その結果、オメガ 3脂肪酸に含まれている DHAが、認知機能の改善と直接関連していることが示されました。

Report-014

虚血再潅流後の神経保護を示す DHAの代謝物

血栓によって血流が遮断されて、いったん虚血に陥った後に血流が再潅流すると、急激な過酸化が発生し脳梗塞の障害を悪化させます。 DHAあるいはその代謝物が虚血再潅流の過程でどのような役割をしめすか、本論文で検証されています。 DHAの酸化誘導体10,17S-ドコサトリエンが、再灌流後の炎症を抑制し、神経保護に寄与する内因性伝達物質として作用することが示されています。

Report-015

網膜における神経保護

光を受容する網膜を構成する神経細胞等の細胞膜に高濃度の DHAが含まれていて、視覚機能を正常に維持していると考えられています。神経細胞に栄養を送る網膜上皮という細胞を解析したところ、 DHAの酸化誘導体が見つかりました。この物質は、細胞死を抑え、炎症を進行させるシクロオキシゲナーゼも抑制することがわかりました。本酸化誘導体は同時期に脳内で見つかった神経を保護する伝達物質と同じ構造であり、ニューロプロテクチン D1と名付けられました。

Report-101

心血管系、および認知の機能を評価した臨床試験

健常者 160 名を対象に実施された、心血管系の機能、および認知機能への作用を確認する並行群間比較臨床試験です。DHA 480mg の用量で試みましたが、血圧が低下したほか、認知機能への影響を確認できませんでした。しかし、設定用量が適切でなかった可能性が議論されています。メルボルンで実施。

Report-102

ソーセージを利用した臨床試験(島根県の中山間地域で実施)

健常高齢者(57 歳以上)111 名を対象に、 DHA 1,720mg を配合した魚肉ソーセージを評価しました。模写や指運動など複数の認知機能の指標に、有益な効果を確認できました。島根県 邑智(おおち)郡で実施。

Report-103

実行機能に効果が見られた臨床試験

65 名の健常者を対象に、DHA 880mg を調査する臨床試験を実施しました。実行機能に効果が認められました。ベルリンで実施。

Report-104

中低所得層を対象に実施された臨床試験

中・低所得層 36 名の軽度認知障害 MCI を対象に、DHA 1.3g の用量を調査しました。複数の認知機能において好ましい効果が確認できました。社会経済学的な有用性も言及されております。クアラルンプルで実施。

Report-105

エピソード記憶および作業記憶に効果が見られた臨床試験

健常成人 228 名を対象に、DHA 1.16 g の用量を調査しました。ことばや絵を思い出す認知機能が改善されました。ニュージーランドで実施。

Report-106

全身の炎症と認知機能の相関を調査した臨床試験

健常者 40 名を対象に、DHA 1,050mg の用量を調査しました。エピソード記憶と作業記憶の指標において、改善が確認されました。また、血漿中の炎症マーカーである腫瘍壊死因子 (TNFα)と認知機能が負に相関し、炎症を抑制することが認知機能の維持に寄与する有効な可能性が示唆されました。スウェーデンで実施。