ハガツオ
- 英名
- Striped bonito, Oriental bonito
- 学名
- Sarda orientalis （Temminck & Schlegel）
- 別称
- キツネ、キツネガツオ（日本各地）、ホウセン（関東）
- 分類
- スズキ目サバ科ハガツオ属
- 体長
- 1m
- 分布域
- 日本では、福島県以南の太平洋沿岸。南日本に多い。
その他、世界中の温帯・熱帯海域に広く分布。
- 特徴
- 体はやや側扁した紡錘形で、胸甲部はやや大きな鱗で覆われるが、その他の部分は微細な鱗で覆われている。
体の上部に７本前後の黒色の縦走線があり、体の下部は一様に銀色。
口は大きく、上顎の後端は眼よりも後方に達する。
両顎にはやや内側に湾曲した鋭い円錐歯が並び、小魚やイカを捕食する。もちろん、
「ハガツオ」の名の由来でもある。
- 料理法
- 身はピンク色で柔らかく、鮮度の良いものは刺身として非常に美味。カツオほど強い個性はないが、上品であっさりとした味わいである。
ただし、鮮度の低下が早いため、消費地市場ではあまり評価されず、流通にも乗りにくい。産地で見つけたら、是非試していただきたい。
その他、照焼き、フライなど。なまり節、鰹節にも加工される。
旬は、脂が乗る秋から冬。
