クロダイ
- 英名
- Blackhead seabream, Black seabream
- 学名
- Acanthopagrus schlegelii (Bleeker)
- 別称
- チヌ(日本各地)、チンチン(東京)、カイズ(関東、若魚)、トシナシ(大型魚)
- 分類
- スズキ目 タイ科 クロダイ属
- 体長
- 普通40cm、最大60cm
- 分布域
- 北海道以南の日本(琉球列島を除く)、朝鮮半島、台湾、中国
- 特徴
- 若魚には黒い横縞が7~8本あるが、成長とともに薄れ、成魚はいぶし銀のような暗い体色になる。沿岸の岩礁域から内湾の泥底まで幅広い環境に適応している。また、甲殻類、貝類、ゴカイ、小魚、海藻などさまざまなものを餌とする雑食性。幼魚は汽水域で育つ。オスからメスへ性転換することが知られているが、オスのまま性転換しない個体も存在する。産卵期は晩春。釣りの対象として人気が高い。
- 料理法
- 身はしまって美味だが、すむ場所によって泥臭いこともある。産卵前の冬場が旬で、産卵後の夏場は味が落ちる。刺身、あらい、塩焼きなど。