キダイ(レンコダイ)
- 英名
- Yellowback sea bream
- 学名
- Dentex hypselosomus Bleeker
- 別称
- レンコ、レンコダイ(大阪、和歌山、高知、下関、九州)、ハナオレダイ(東京、長崎)、カスゴ、コダイ(小型マダイとの混称)、ベンコダイ(宇和島)、バンジロ(山陰、広島)[改行]
- 分類
- スズキ目 タイ科 キダイ属
- 体長
- 35cm
- 分布域
- 千葉県以南、新潟県以南の日本。 ただし、琉球列島を除く。
その他、朝鮮半島、台湾、中国。
- 特徴
- 姿形はマダイに似るが、背中に青い斑点は無く、代わりに黄色い大きい斑紋が3ヶ所ある。また、眼と口先の間に黄色い部分がある。両眼の間はこぶ状に隆起する。
沖合のやや深い大陸棚上の岩礁域や砂礫底に群れてすみ、甲殻類、小魚、イカなどを食する。一部のメスは4~5歳の頃に、雌雄同体期を経て、オスに性転換する。
産卵期は初夏と秋の2回ある。東シナ海では重要魚で、延縄、トロールで漁獲される。
- 料理法
- 漁獲地の関係で、マダイに比べ鮮度が落ちるものが流通するため、一般に評価は落ちるが、鮮度の良いものは塩焼き、吸い物、刺身などで、マダイに劣らぬ美味である。