クルマエビ
- 英名
- Kuruma prawn、Japanese tiger shrimp、Bamboo prawn
- 学名
- Marsupenaeus japonicus (Bate)
- 別称
- ホンエビ(山口)、マダラエビ(愛知)、マエビ(広島)、ハルエビ(石川)
- 分類
- 十脚目 クルマエビ下目 クルマエビ科 クルマエビ属
- 体長
- オス19cm、メス22cm(最大28cm)
- 分布域
- 北海道南部以南の日本。その他、韓国、中国、東南アジア、北オーストラリア、インド、アラビア半島、東アフリカ、地中海西部などに分布。
- 特徴
- 体を丸めると車輪のように見えることからこの名がある。尾扇は、赤・青・黄に彩られ美しい。西部太平洋からインド洋の暖海域に広く分布するが、日本以外での産量は少ない。内湾の浅い砂地を好んですみ、昼間は砂底に潜り、夜出てきて活動する。雑食性で、小動物、藻類など幅広く餌とする。6~9月にかけて産卵し、水中に放たれた卵は半日で孵化し、脱皮を繰り返しながら約10日間のプランクトン生活を送った後、親と同じ形になって着底する。稚エビは、年内には10cm程度に成長し、冬になると深場へ移動して越冬する。寿命は、1年半から2年半。天然物は主に春~夏、養殖物は、瀬戸内、九州、沖縄、中国などから周年入荷する。
- 料理法
- 姿・味・加熱後の発色共に良く、すし、刺身、天ぷら、塩焼きなど、日本料理の最高の素材とされる。型の大小にかかわらず味は良い。また、天然物と養殖物とで価格の違いもない。市場では、20g以下(10cm以下)をサイマキ、20~40g(10~15cm)をマキ、それ以上をクルマと呼び、さらに100g以上(20cm以上)の大型を特にオオグルマ(大車)と呼ぶ。