サケ
- 英名
- Chum salmon、 Keta salmon
- 学名
- Oncorhynchus keta (Walbaum)
- 別称
- シロザケ(別名)、アキアジ(産卵回帰個体)、トキシラズ(索餌回遊個体)、メジカ(本州河川起源の索餌回遊個体)、ケイジ(アムール河起源の索餌回遊個体)
- 分類
- サケ目 サケ科 サケ属
- 体長
- 60~80cm
- 分布域
- 日本では、九州北部以北の日本海、銚子以北の太平洋。オホーツク海。
オレゴン州以北の北アメリカ西岸、ベーリング海、カムチャッカ半島、サハリン、朝鮮半島。北極海の一部
- 特徴
- 背中は黒味が強く、青味がない点でベニザケと区別しやすい。尾柄は細く、比較的容易にそこを掴んで持ち上げることができる。尾鰭には銀色の筋があり、また中央の切れ込みが深い。孵化した稚魚は間もなく海へ下り、3~5年を過ごした後、産卵のため母川に戻る。3年で60cm、5年で80cmに成長する。日本では、9~1月にかけて川を遡上し産卵し、寿命を終える。
- 料理法
- 一般にトキシラズなどの索餌回遊個体は脂が乗っているため商品価値が高く、アキアジなど産卵のために生まれた川に戻った個体は、餌をとらず、生殖巣に栄養を取られるため、身質は脂が落ちて商品価値も落ちる。ただし、その風味を好む人もいる。
身は塩焼き、フライ、鍋物、干物など。卵巣は筋子・イクラ、腎臓(めふん)は塩辛、頭の軟骨(氷頭)は酢の物として賞味。