アンゴラレンコ
- 英名
- Angolan dentex
- 学名
- Dentex angolensis (Poll & Maul)
- 別称
- レンコ・レンコダイ(商品名)
- 分類
- スズキ目 タイ科 キダイ属
- 体長
- 25cm、最大37cm
- 分布域
- アフリカ西岸(モロッコ~アンゴラ)、カナリー諸島
- 特徴
- 体高はやや大きい。額の傾斜部は直線的。眼は額の上部に位置しており、両眼間の距離が狭い。体色は赤桃色で、銀色の輝きがある。胸鰭の付け根上部に暗色域を持つ。大陸棚から大陸棚斜面にかけてすみ、成長とともに深場へ移動する。餌は、主に甲殻類で、軟体類、小魚なども食べる。生まれた時はほとんどの個体がメスで、体長20cm前後になるとオスに性転換を行う。重要な食用魚で、延縄やトロールで漁獲される。 1960年代には日本のトロール船による水揚げが多かったが、1976年の200カイリ経済水域実施後、激減した。
- 料理法
- アフリカ現地でも高級魚で、グリルにされる他、塩干品に加工される。日本では、マダイの代用として結婚式向けの焼き物などに使われる。