ヤリイカ
- 英名
- Spear squid
- 学名
- Loligo bleekeri keferstein
- 別称
- ササイカ、テッポウ、サヤナガ、ケンイカ、テナシ、チョギ
- 分類
- ツツイカ目 ヤリイカ科 ヤリイカ属
- 体長
- 胴長（外套長） オス40cm、メス25cm
- 分布域
- 北海道南部以南の日本各地。朝鮮半島、東シナ海、黄海
- 特徴
- 胴が細く、後端が槍のようにとがることが名前の由来。ケンサキイカに似るが、本種の胴は全体にほっそりしており、足は細く短い。冬から春にかけて産卵のため沿岸に大群で集まり、交尾の後、卵が30～50個入った卵嚢（らんのう）を、ぶどうの房のように海藻などに産み付け、その直後に一生を終える。秋には沖合で底曳網によって漁獲され、産卵期の冬と春には沿岸で釣りや定置網で漁獲される。ケンサキイカより北方系で、青森県、福島県、山形県などで漁獲量が多い。かつては、日本海西部での漁獲も多かったが、近年は資源が低水準傾向。
- 料理法
- さくっとした歯ごたえとあっさりとした上品な甘みを持ち、どのように料理しても美味だが、特に刺身は絶品。また、産卵期の子持ちのメスは姿のままの煮付けに限る。なお、本種を加工した「笹するめ」は、「一番するめ」と並んで、するめの最上品である。
