シリヤケイカ
- 英名
- Japanese spineless cuttlefish
- 学名
- Sepiella japonica Sasaki
- 別称
- ハリナシコウイカ(別名)、シリクサリ、ツベクサリ、ヘンドイカ、マイカ
- 分類
- コウイカ類 コウイカ科 シリヤケイカ属
- 体長
- 胴長(外套長)18cm
- 分布域
- 本州中部以南。東シナ海、黄海、南シナ海、フィリピン周辺
- 特徴
- 生時は胴と頭足部の背面全体に鮮やかな白点があり、また、足の側面と鰭の基部に沿って白線が走るが、これらの白点・白線は水揚げ後に消失する。コウイカと違って、体の後端、即ち貝殻の後端に「針」を持たず、代わりに分泌腺があって、魚獲後はそこから分泌される赤褐色の液で体が汚れるため、「尻焼け」の名が付いた。沿岸の砂泥底にすみ、エビや小魚を食べる。春に沿岸の浅場に集まり、海藻などに産卵した後、約1年の寿命を終える。日本では普通種で、漁獲量はコウイカに匹敵する。イラストは水揚げ後のもの。
- 料理法
- 分泌液で体が汚れていること、コウイカと較べると身がやや硬いことから、コウイカほどの人気はないが、刺身や天ぷらでかなり美味しい。また、文字通り甲羅付きのまま干し上げる「甲付きするめ」に加工する。