ケンサキイカ
- 英名
- Swordtip squid
- 学名
- Loligo edulis forma kensaki Wakiya & Ishikawa
- 別称
- ゴトウイカ(九州)、アカイカ(関東)、ケンザキイカ
- 分類
- ツツイカ目 ヤリイカ科 ヤリイカ属
- 体長
- 胴長(外套長) 50cm
- 分布域
- 青森以南の日本各地。東南アジア~オーストラリア北部に広く分布
- 特徴
- ヤリイカに似るが、本種の方が胴は太めで、足も太くて長い。また、スルメイカより暖かい海域を好む。一方、本種の別タイプのブドウイカと較べると全体的に細めで、また大型になる。また、ブドウイカが秋から冬にかけて出現するのに対して、本種は春から夏に大群で現れ、海底の砂地に、200~400個の卵が入った10~20cmのカプセル状の卵嚢(らんのう)を1尾が50本位産む。釣りや定置網で漁獲され、九州西部と五島列島で特に多産する。生時は透き通るような白色で、水揚げ後強い赤味が現れる。
- 料理法
- 身には強い甘みと適度な歯ごたえがあって、味は極上。刺身が一番だが、天ぷら、煮付けも美味。また、本種のするめは「一番するめ」「五島するめ」と呼ばれ、イカ類の中で最上のものとされる。