おさかなギャラリー:マルハニチロ食品

詳細情報

イバラガニ

イバラガニ
Illustrated by 鈴木勝久
英名
King crab species
学名
Lithodes turritus Ortmann
別称
分類
十脚目 異尾下目 タラバガニ科 イバラガニ属
体長
甲長17cm 甲幅15cm
分布域
北海道東部から相模湾、紀伊水道、土佐湾、東シナ海にいたる深海。日本特産種とされていたが、近年、台湾でも記録された。
特徴
額角の先端は約30度の角度で二股のトゲに分かれ、また、途中にも一対の前方を向いたトゲがある。幼体は甲羅や脚のトゲが非常に長いが、成長とともに相対的に短くなる。イラストの個体は甲幅11cm前後の中型個体と考えられる。本種は、江ノ島のみやげもの屋にあった甲殻をもとに1893年に新種として記載されたもの。学名の‘turritus’は、「塔を持った」というラテン語で、特徴的な額角を指したものであろう。水深500~700mの深海の砂泥底にすむ。カゴ漁で漁獲されるが、産量は少ない。
料理法
身はやや水っぽいが、タラバガニに似て旨い。焼きがに、蒸しがに。