シマヨシノボリ(メス)
- 英名
- Common freshwater goby
- 学名
- Rhinogobius sp.CB (Cross-Band type)
- 別称
- アオバラ(愛媛、本種のみ)、ゴリ(日本各地、小型ハゼ類の混称)、グズ(山陰、同じく混称)
- 分類
- スズキ目 ハゼ科 ヨシノボリ属
- 体長
- 6cm
- 分布域
- 青森以南、南西諸島以北の日本各地。その他、朝鮮半島、台湾
- 特徴
- 日本産のヨシノボリは色や模様、大きさ、生活史などの異なる少なくとも12種以上の型が知られているが、2011年12月現在、学名が確定しているのは3種のみで、その他の型は別種であることはほぼ確実だが、種を確定するための研究段階にある。イラストは、シマヨシノボリ(旧名:横斑型)と呼ばれるタイプで、頬の虫食い模様と抱卵メスの青い腹部が特徴。やはり学名は決まっていない。主に河川の中流域に生息し、付着藻類や水生昆虫を主食とする雑食性。産卵期は春で、オスが石の下に産卵場所を作ってメスを誘い込み、石の裏側に産卵させる。オスは卵が孵化するまでその場に留まって保護する。孵化した稚魚は直ちに川を降り、海で15mm~20mmに成長した後、川を遡上する。また、一生を淡水域で過ごす個体群も存在する。投網や下流から追って網に追い込む「ゴリ押し」漁などで漁獲される。
- 料理法
- 佃煮、空揚げ、みそ汁、卵とじなどにして美味。