

レモンソール
- 英名
- Lemon sole、Lemon dab
- 学名
- Microstomus kitt (Walbaum)
- 分類
- カレイ目 カレイ科 ババガレイ属
- 体長
- 30cm、最大45cm
- 分布域
- ビスケー湾~ノルウェーに至るヨーロッパ沿岸。アイスランド
- 特徴
- 日本のナメタガレイに近い種類で、体型もよく似るが、体色は黄褐色で、えらぶたにオレンジ色の縁どりがある。英名は、その体型と色をレモンに例えたもの。寒海性の種で、南ヨーロッパには産しない。水深150m以浅の、岩場や礫底にすみ、ヨコエビなどの甲殻類、フジツボ、ウロコムシ(ゴカイの一種)、ヒザラガイを主食とする。冬季は餌を取らない。産卵は、ドーバー海峡では2~6月、北海では4~9月に水深100mの深場で行われ、孵化した稚魚は浮遊生活を始め、体長15mmになる頃から左眼の移動が始まり、30mmになって眼の移動も含めた変態が完了すると海底での生活を開始する。従って、本種の浮遊期間は他のカレイ類よりかなり長い。寿命は23年に達する。主に冬季、底曳網や旋網で漁獲される。最大の漁場は、アイスランドからフェロー諸島、イギリスにかけて。日本に冷凍輸出もされている。
- 料理法
- 肉は厚くてとても美味。ヨーロッパでは高級魚の一つ。レシピは、ムニエル、フライ、スチームなど、他のカレイ類に同じ。輸入品は、煮付け、フライなど。