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詳細情報

モトアカウオ

モトアカウオ
Illustrated by 鈴木勝久
英名
Golden redfish
学名
Sebastes marinus (Linnaeus)
別称
タイセイヨウアカウオ
分類
カサゴ目 フサカサゴ科 メバル属
体長
60cm (最大100cm)
分布域
北大西洋北部(ノルウェー~グリーンランド~カナダ東岸)
特徴
体色は、やや黄色味がかった紅色で、模様は特にない。水深100~1,000mの海底付近にすむが、400m以浅に特に多い。他のメバル類同様卵胎性で、交尾を行い、数万尾の稚魚を産む。稚魚は、オキアミ、カイアシ類、ヤムシなどを餌とし、成長に従って、シシャモ、ニシンやタラの幼魚などの魚類を食べるようになる。成長は遅く、成熟までに11年掛かる。寿命は60歳に達する。北大西洋には数種類のアカウオ類がおり、同じ水域にチヒロアカウオという種もいるが、こちらはより深い場所にすみ分けている。両種ともに主にトロールで漁獲されるが、揚網時には、浮き袋を膨らませた赤い魚体が水面を覆い壮観である。また、両種ともに日本に冷凍輸入されるが、商品としては、本種の方が大型であり、価値も高い。
料理法
肉質は美しい白身で、適度な脂もあり、美味。アラスカ産アカウオ(アラスカメヌケ)の供給減にともなって、1990年頃から日本にも多く輸入され、主に粕漬け等で消費されている。