おさかなギャラリー:マルハニチロ食品

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プレイス

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Illustrated by 鈴木勝久
英名
Plaice、European plaice
学名
Pleuronectes platessa Linnaeus
分類
カレイ目 カレイ科 ツノガレイ属
体長
40cm、最大95cm
分布域
地中海西部~ノルウェー、アイスランド
特徴
眼の後方に4~7本の骨質の突起が並ぶ。表側に散る鮮やかな朱色の斑点がトレードマーク。水深200m以浅の砂泥底にすみ、主に夜間、小型貝類やゴカイを食べる。各水域で異なる遺伝形質を持つ個体群が知られ、環境の違いも相まって外見が微妙に異なるという。成熟の速度は水温によって大きく左右され、オスが成熟するのは、北海では3~4歳(18~26cm)であるのに対し、より寒冷なバレンツ海では6~9歳(30~40cm)である。メスはオスより数年遅く、より大型になって成熟する。寿命は最長で50年に達する。産卵期は、北海では冬、アイスランドでは春。稚魚はゴカイや小型甲殻類を食べて成長し、次第に深場へ移動する。底曳網、旋網、定置網などで漁獲され、デンマーク、オランダ、イギリスの漁獲量が多い。世界のカレイ類で最も漁獲量が多い種の一つでもある。価格も手頃なので、ヨーロッパから日本に冷凍で輸出される。
料理法
身の厚みはあまりないが、淡泊で繊細な肉質。ヨーロッパでは最も普通の食用魚で、ムニエル、フライなど、さまざまに調理される。輸入品は、空揚げ、煮付け向け。