タイセイヨウサケ
- 英名
- Atlantic salmon
- 学名
- Salmo salar (Linnaeus)
- 別称
- アトランティックサーモン
- 分類
- サケ目 サケ科 タイセイヨウサケ属
- 体長
- 90~120cm(最大150cm)
- 分布域
- ヨーロッパでは、スペイン以北の大西洋ならびにロシアのカラ海以西の北極海に注ぐ河川にて、北米では、アメリカのコネチカット州からカナダのケベック州にいたる大西洋に注ぐ河川にて産卵。 降海後は、ヨーロッパ産・北米産ともに、産卵河川の周辺海域からグリーンランド沿岸にかけて回遊。北米・北欧には陸封型も存在する。
- 漁獲法
- 刺し網、釣り
- 特徴
- 頭の小さいスマートな体型。体側には黒い斑点が散る。川で生まれた稚魚は、落下昆虫、水生昆虫、小型甲殻類などを餌に、川で1~5年過ごした後、海に下る。多くの個体はイカ、甲殻類、小型魚類などの餌を求めてグリーンランド周辺まで広い回遊を行い、2~3年後産卵のために生まれた川に帰る。太平洋のサケと違って、ほとんどの個体は最初の産卵後に死亡せず、海に戻って2度以上産卵する。10年以上生きる個体もいる。
- 料理法
- 産卵河川の環境悪化により天然物は資源の減少が著しいが、ノルウェー、スコットランド、チリ等で養殖が盛んで、日本にも鮮魚や冷凍で多く輸入されている。肉はオレンジ色で脂のりも良く美味。寿司種、ムニエル、燻製など。