オイカワ(オス)
- 英名
- Pale chub
- 学名
- Zacco platypus (Temminck & Schlegel)
- 別称
- ヤマベ(関東)、ハヤ(東京)、ハイ・ハエ(琵琶湖周辺)、ハス(大阪)、アカッパエ(広島)、アカマツ(広島、岡山)、アカハエ(関西)、アカハヤ(静岡)
- 分類
- コイ目 コイ科 オイカワ属
- 体長
- 15cm
- 分布域
- 関東以西の本州、四国の瀬戸内海側、九州北部。その他、朝鮮半島、中国に原産。東北地方と四国の太平洋岸に移入。
- 特徴
- 河川の中流から下流域、あるいは水のきれいな湖沼の砂礫底にすみ、付着藻類、水生昆虫、底性動物、浮遊動物など様々な餌を食べる。体色は、ふだんは背中が淡褐色、その他は銀白色だが、春から夏の産卵期、オスは臀鰭が特に長く伸び、体側には青緑色、腹側には赤色といった見事な婚姻色を現す。砂礫底に直径50cm位の産卵底を作り、オスとメスが、一対一で産卵・放精を行なう。卵は2~4日で孵化し、2年で成熟する。雑食性であるため、いろいろな釣り方が楽しめる。
- 料理法
- 空揚げ、マリネなどにする。骨がかたく、内臓に苦みがあるため、内臓を取り除いたあと、甘露煮や南蛮漬けにするとよい。