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ヤリタナゴ(オス)

ヤリタナゴ(オス)
Illustrated by 鈴木勝久
英名
Slender bitterling
学名
Acheilognathus lanceolatus
別称
アブラザコ(琵琶湖)、アブラセンパラ(長良川)、タナゴ・ニガブナ(タナゴ類の混称、関東)、ボテ(混称、関西)
分類
コイ目 コイ科 アブラボテ属
体長
10cm
分布域
本州、四国、九州北部。朝鮮半島西岸
特徴
タナゴ類としては大型で、体型は細長い。長いヒゲを一対もつ。平野部の小川や、水のきれいな湖にすみ、付着藻類や小さな動物を餌とする雑食性。産卵期は春から夏(福岡県:3~6月、岡山県:4~8月)で、オスはバラ色に染まり、メスは地味なままだが、輪卵管が長く伸び、マツカサガイという二枚貝の出水管に輸卵管を指し込んで外套腔内に産卵する。卵は70~80時間で孵化するが、その後25日程度貝の中に留まり、10mm位になると泳ぎ出る。タナゴ釣りの対象となる他、観賞用として人気が高い。
料理法
主に甘露煮、佃煮とする。味は少し苦みがある。