ワカサギ
- 英名
- Pond smelt
- 学名
- Hypomesus nipponensis McAllister
- 別称
- アマサギ(山陰、石川)、サイカチ(群馬)、サギ(茨城)、シロイオ(信濃川周辺)
- 分類
- キュウリウオ目 キュウリウオ科 ワカサギ属
- 体長
- 14cm
- 分布域
- 北海道以南、東京都・島根県以北の日本各地に原産。
- 特徴
- 近縁のチカによく似るが、本種は背鰭の起点が腹鰭の起点より後方にあることで区別できる。口は小さく、動物プランクトンが主食。もともとは、内海や汽水湖にすみ、産卵時のみ川に入るが、塩分や水温の変化に強いため、各地の淡水湖やダム湖に移入され、陸封されたまま増殖している。繁殖期は春で、海から、あるいは湖から、流入河川に遡上して水草や砂底に卵を産みつける。刺し網、地曳網、釣りなどで漁獲される。湖面の厚い氷に穴をあけて行う本種を釣りは「穴釣り」と呼ばれ、冬場の風物詩となっている。
- 料理法
- 骨が軟らかいため、フライ、天ぷら、素焼き、マリネにして丸ごと賞味する。味は淡白だが美味。また、甘露煮にもよい。旬は冬。